ごきげんよう、アルケスの計画は、本当にかなり以前から密かに、そして入念に進められてきたんですね。日本から、おそらくは「あの」日本から何人もこちらへ転移させては、恩人の様なフリをして手駒にしてきた。それは本当の切り札となる異世界人をカムフラージュするデコイ。ルミさん達がそれを確保しに来ると確信して、中にはブービートラップまで仕込む凶悪さ。アイナさんが神器を持たされたと言うことは、彼女が計画の要だったのでしょうが(魔力🟰理力、アイナさんはオミカゲさまの周囲にいた巫女さん?)、どうやらその影で別の計画が進んでいたみたいですね。アイナさんが神器を使ったのは、おそらくアクスル神殿でわざと開けらていた龍穴を閉じた時と、勝手に使ったレヴィンさん達の能力アップの時だけ。つまりあまり真の目的達成の為には使われていないと言う感じがしますよね。
ロヴィーサさんが見た砂塵はどうやら淵魔の群れだったみたいですね。レヴィンさんが反省した途端に従順な番犬みたいになってますが、これこそ純朴な信仰心が復活した証なんでしょう。
それよりも!
もう一人、解呪が得意な人がやってくるですって!?
これで素敵なかしまし娘、いえ、べっぴんさんトリオの揃い踏みか!?
いやあ、二重三重にミルフィーユみたいに張り巡らされた伏線とストーリーライン、謎解きが進むと共に興奮が増してきましたね、さすが希代のストーリーテラー、海雀さまです!
作者からの返信
ごきげんよう! いつも深く読み込んで下さって、ありがとうございます! そして読み込んだ深さの分、感想、ご指摘頂けるのが、何よりの励みになっております!
ここでまた一つ、アルケスの用意周到さが垣間見える事になりました。
彼は本命以外にも多くを拉致召喚していたうえ、ブービートラップに仕立ててさえいたので、未然に防ぎたい神使からすると、相当厄介な事になっていたようです。
やたらと胡乱で、怪しい行動に見えていたのも、そういう背景があったからなのでした。
そして恐らくアイナが本命、という所まで突き止めたのは良いものの、実際まだ真の目的は達成してないように見えます。
何かをしでかす事を約束されてるようなものですが、それが分かるまでは放置安定、とルミは判断しました。
レヴィンは元々信仰心高い人なので、心新たにしたからには、そりゃあ神使には平身低頭になるでしょうね(笑)
これまでの挽回をどうにかしようと躍起にもなるでしょう。
ただ、ロヴィーサが見た砂塵については、まだちょっと何かあります。
それが何かを楽しみにしていて下さい!
そして神使がもう一人、合流予定……となれば!
それはもう、往年のかしましトリオが復活ってなものです(笑)
あらゆるものが一点に集中して来て、真相らしきものも見えてきました。
ストーリーテラーなど評して頂いて面映ゆいですが、読んで楽しいと思える作品になるよう頑張ります!
ルミさんはアイナさんと同じ世界の人間ではなく、カマをかけるために偽名を使っていた、ということですかね?
作者からの返信
いつもコメント頂きまして、ありがとうございます!
そう、仰る通りで、カマ掛けする為に使っていた偽名です。
直接的に問えないので、あちらが勝手に言い出す切っ掛け作りにしていたのです。