ごきげんよう、ううんハスマルクさん、信仰する、いえ、ただ信仰しているだけではなくその神々より命ぜられて先祖代々、艱難辛苦を乗り越えながら使命を果たしてきたのです、一概にレヴィンさん達の話を信じられるわけもなく、そしてそれは最初の神殿に到達するまでのレヴィンさん達自身の姿なのですから。
その意味ではハスマルクさんが単なる脳筋の女戦士ではなく一族を率いる女傑としての格をお持ちで良かったとさえ言えますね。
この話の中で、最初の宿場での淵魔襲来、そしてアイナさんの異世界渡りや神器所有の話はしたのかしら? したとしても、やはり全面的な信用は得られなかったのでしょうが。
それにしてもロヴィータさんの理性的な説得方法は素敵ですね、おそらくはレヴィンさんがアクスル先生への深い憧憬と尊敬を持って感情的にその死を悼んでいるのに対して、彼女は機械的に(思考停止的に?)常識の範囲内での尊敬しか持ち合わせていなかった(だからこそ当初より懐疑的だったのでしょう)から出来た理性に支えられた説得方法だったのかも。
何れにせよ、この場で首を落とされなかったのは幸いでしたが、この先、レヴィンさん達、どう動くのか?
南方領との関係修復も含めて、一度自領へ戻ったほうが良いのでは、と思えるのですが。
作者からの返信
ごきげんよう、思慮深く考察と観察を頂きまして、こちらも深く頷く思いでございます!
ハスマルクからすると、証拠もなく、自領で起きた事件でもないので、到底信じられない話だったでしょう。
おだ様が仰るように、神殿に到達する前のレヴィンであれば、きっと同様の反応を返していたでしょう。
ここではアイナの存在や神器については、まだ話していません。
まず淵魔の浸出について納得して貰ってから、より深い話に移行しようとしていたのですが、それより前にシャットアウトされてしまったので……。
ロヴィーサは冷静な参謀役、といったところで、熱くなりがちなレヴィンを諫める役でもありますからね。
客観的な見方や切り口には、ハスマルクも少し考えてみてくれたのですが、やっぱり……でした。
ユーカードは信頼できる相手に違いないけれど、常識を裏返すほどの説得力を持てなかったのも痛手です。
強制的に排除されないまでも、不興を買ったのは間違いなく、一度メンバー内でもしっかり相談した方が良いってフェーズですね。
自領に帰るかどうかも含めて、しっかり考える必要があるでしょう!
コメント失礼します。
アスクル先生、亡くなってしまいましたね。なんか、喪失感を感じます。
ハスマルク女傑への説明もアスクル先生がいれば、信ぴょう性が増して、ハスマルク女傑も手助けしてくれたことでしょう。
これから、長い道のり、先が思いやられます。
アスクル先生の遺体を確認してないから、どこかで生きていて欲しいと願っています。
作者からの返信
いつもコメント頂きまして、ありがとうございます!
これまでレヴィン達を導き、頼りになった先生が犠牲になってしまいました。
もしも無事でいたら、きっとハスマルクの説得を成功させていたことでしょう。
これまでの多くを先生に頼っていたこともあり、レヴィンたちは灯りのない闇を歩くような心細さを感じています。
先生の死の瞬間は見ていない、だから生きていれば……もしかしたら、意外な再会もあるのかも?