ごきげんよう、人と人との繋がり、相手に向ける感情は、言葉を交わした時間の長さや量、内容で測れるものではありませんよね。そしてその感情の種類もまた、人それぞれ。
共通しているのは、そんな大切な存在を永遠に失ってしまったと言う、喪失感、後悔、深い悲しみ。
あの時ああしておけば、もっとこうしておけば、あんな事も一緒に、尽きる事のない叶わぬ想いや後悔は、それだけその方を大切に思っていたと言う証なんでしょうね。
ただ、ロヴィーサさんの後悔も、私にはもっともに思えるのです。
レヴィンさんやアイナさんはその意味、思考停止にも近いですけれど、ロヴィーサさんの場合は敬う主君の一族が尊敬しているから、と言う受動的な感覚があったからこそ、先生に対して一番ニュートラルでたから、その勘は実は大切にすべきなのでしょうが。
例え本当に自分の身を犠牲にしたのだとしても、ここまでの理不尽さと秘密主義の裏には、言葉にしなかった企みがあるのは確かで、どんな理由であれ、レヴィンさん達はある意味道具として使われて、先生を喪失した今も道具としての役割を期待されている、その為に庇われた、そんな思いもあるのです。
作者からの返信
ごきげんよう、キャラクターに寄り添った温かな感想と、そこを深堀するような考察、心に染みました。ありがとうございます!
そうですね、故人に向ける気持ちはそれぞれ、関わった時間も密度も、それぞれあって上下を付けるものでもありません。
永遠に失ってしまった相手に……、そしてそれが寿命でも病気でもないとなれば、それを悔いてしまうのもまた、大切思うが故なのでしょう。
でも、そうなのです……。
ロヴィーサは先生に対してはドライ、あるいはニュートラルだから、常に警戒を崩さず注視していました。
全てを話し、明かさずにいた先生だからこそ、そこに企みがあるかも、と身構えるのは当然でした。
そして実際、先生はレヴィン達に、目的達成の為に駒として利用していました。
己の死すら、その為に使われているかも、何か役割を期待されているかも、というのは……おだ様、気付いちゃいましたね?(背後からこっそり忍び寄る)
それが何を意味するかは……、まだもう暫くお付き合い願うことになりそうです。
魔族ではないが長命……
人と魔族の混血とかですかね?多分ハーフでも寿命伸びそうですし
作者からの返信
いつもコメント頂きまして、ありがとうございます!
魔族でもない人が長命になれる条件は、確かにハーフでも問題ないですね。
でも、別の可能性も残されています。
彼の正体は一体……?