ごきげんよう、ここまでズタボロになってようやく、それでもほんのかけらだけだけれど、ようやく見えてくる、討滅士の真実。
それを知った時、銀朱さん達は自分がどれだけ井の中の蛙だったのかを知ったことでしょう。
それでもここまで誰一人食われることなく耐え切ったのは、冒険者としてはやはり最強の一角だったのですね。
どれだけ振り回されても、討滅士であると言う誇りと責任感だけで諦めることなく何度でも立ち上がるレヴィンさん達、その不屈の闘志が応援を間に合わせたようです。
これはルミさんとリンさん、かしら?
疲れていない、それもあるでしょうが、やはりかなりの腕利きの様子、期待させてください!
でもアイナさんが淵魔達に狙われるように、どうやら転生者らしい二人は狙われないのかしら?
それともやっぱり転生者とはアイナさんを引っ掛けるためのフェイクだから狙われないのかしら?
作者からの返信
ごきげんよう! 深い読み込み、鋭いご指摘! 感想いただくこちらが、毎回楽しみにしている始末で、大変励みになっております!
銀朱は無知で傲慢でしたが、討滅士の一側面を垣間見て、素直に考えが翻せる程に、強者への敬意はあったようです。
レヴィン達と戦っている間も、誰一人落脱してないのが、彼らがギルド最強格を証明しているようでもありますね。
レヴィンの命と討滅士の誇り、その責任を掛けた奮闘が、銀朱の離脱を助け、そして救援を得る助けとなりました。
どうやら、リンとルミであることは間違いないようですが……。
流石、おだ様、鋭い指摘……!
彼女ら二人を狙う素振りを見せない淵魔……、ならやっぱりアイナを引っ掻けるフェイクと見るのが妥当です。
キナ臭さが増して来たようですが、彼女らの狙いは一体……?
今回も手に汗握る展開でしたね、彼等もこの町で最上位の冒険者なだけあって善戦していたのですね
刻印は長所を伸ばしたり補うというのはスピードタイプの速度を向上させるとか防御が苦手なアタッカータイプの耐久力を上げて攻撃に集中できるとか、そんな感じの認識で良いのですかね?
冒険者と討滅士で刻印の使い方や所持する量が違うのは彼等の戦闘スタイルの違いからでしょうか
冒険者はとにかく手数で魔物にダメージを与えて倒す、魔物は淵魔と違い補食による強化や命のストックがないのでダメージを多く与えれば倒せますからね
討滅士は刻印は補助でできるだけ最小限の魔力で後は近接戦闘の体力に振るといった感じでしょうか?淵魔はダメージが大きくなれば補食で補う本能が働くので足手まといにならない為にも魔力や体力の消費は最小限に抑えて迅速に討伐する必要があるでしょうから
しかし一体とはいえ強化された淵魔の戦闘力がこれ程とは、その上強化に上限がない以上は家畜の数匹でも喰らわれたりしたら絶望的になりますね、助けに来る前に銀朱の方々を補食していなかったのは不幸中の幸いでしょうか
冒険者としての矜持や町を守ろうとする思いなど彼等もそこは流石に誇りある冒険者でしょう
最後にまさかの援軍が、もしかしてルミさんでしょうか、戦いも大詰めといった感じでワクワクしますね
作者からの返信
いつも丁寧な感想いただきまして、誠にありがとうございます!
戦闘シーンは、勝って当然というより、緊迫しつつもどう勝つか、という雰囲気を出せるように頑張っています。
そこの所が、上手く書けていれば良いのですが……。
刻印の効果は幅広く、一概にこれ!と言えるものはないのですが、基礎能力を向上させるタイプや、新たに魔術を使えるタイプと、多岐に渡ります。
そして討滅士と冒険者で、使い方の違いについては、まさに仰るとおり!
討滅士は最小限の魔力で、近接戦闘特化になってますので、刻印による消費は最低限に抑えて迅速に討伐するのを第一にしています。
それにしても、淵魔の強化度合いは非常に大きく、家畜一匹すら食べさせたくない相手です。
銀朱が生き残っていたのは運も強いですが、彼らなりの矜持が力を発揮したせいでもあるでしょう。
さて、最後に出現した援軍の正体とは……!?