ごきげんよう、アイナさん、とっても素直な、そして純粋な想いを胸に抱いているような感じを受けますね。一人の少女としての不安や淋しさをふと気が緩んだ時に零してしまう、ヒロインによくあるような、完成された思想や熱い思い、もちろんそう言った考えもお持ちでしょうけれど、それとはまた違う、普通の家族思いで将来に夢を描いてきた一般人に近い感覚に、何故だか寄り添いたくなってしまう、そんな感じ。
宗教というものは、本文にもあるように、本来的にはただ叶えたい想いが高まったときに純粋に希う、それが原始だと私も思います。
不敬を働けば、悪事を企めば罰が下るというのは、宗教を広めたい人々が脅しのように使う言葉ですものね。
世界が違っても、神の存在、神がすぐそばにいる生活や神に向き合う想いはそう変わらないのでしょうね。
作者からの返信
ごきげんよう、キャラクターに寄り添って下さる感想、ありがとうございます!
アイナはこれまで先生に引っ張られて来た部分もあって、あまり自分を主張してきませんでした。
でも、芯の強い部分はあって、それだからこそ帰る為に言語を学んだりと努力してきたんですが……。
やっぱり、帰りたい思いや弱い部分が、ふと顔を出す時はあると思うんですよね。不安でない筈ないですもの。
神への不敬不忠が、自分を異世界に落とした、とアイナは思っているようですが、大きな勘違いです(唐突なネタバレ)
仰るとおり、不敬や悪事で罰を下すなんて、神様はしません。
そう、それに神様が見て触れられる存在として傍にいるかに関わらず、その向き合う姿勢や思いに大きな違いは、きっとないと思うのです。
今は後方で栄える街でも前線が後退すれば今度は自分達の街が再び最前線になってしまう、かつてはそうだったとしてもせっかく平和を謳歌できる街になったので、前線を今も支えてくれている討滅士やユーカード家には感謝しているのでしょうね
アイナの世界で所属していた組織はいわゆる人知れず魔を討伐する組織のような感じでしょうか
大体は組織を作った名家の一族が上にいてそういった人達を中心に一般人の平穏を秘密裏に守っているイメージですかね
何となく妖魔とかと戦う巫女とかが思い浮かびますね、神様への崇拝や信仰は魔術師にはないイメージです
しかしアイナは何故この世界に来てしまったのか?アイナの世界の神様とこの世界の神様に何かしらの繋がりがあるのでしょうか?それを淵魔が敏感に感じ取っているとか?
作者からの返信
いつも丁寧な感想頂きまして、ありがとうございます!
そう、今は平和そのものですが、前線が崩れてしまえば、再び最前線に巻き戻りですからね。
それを支えてくれるユーカード家には感謝が深いのは当然で、討滅士全般に敬意が払われています。
アイナの世界については、今のところ単なるフレーバーテキスト程度ですが、そのうち詳しく説明される機会があります。
そして、人知れず討伐する組織が、戦う巫女云々については……流石、鋭くていらっしゃる!
アイナとその繋がりについては、今は詳しく説明するのが難しい上に、色々と複雑……というか、ネタバレが激しいのです。
是非、その話が来る所まで読み進めて頂きたいところです。