ごきげんよう、なるほど、渕魔を追い立てつつ、人類の版図を東へ東へと遷都しつつ戦い続けてきたユーカード家ですから、旧都は安全地帯として人々が集まり、栄える街となっているから、レヴィンさん達にも友好的なんですね。
色々と旅先で意地悪されるのではないかしらと心配していましたけれど、このように落ち着いて休むことのできる街があるのならば、それは確かに素敵な旅になりますよね。町長さんがおじいさまの戦友、ということはこの街は辺境伯領ということになるのかしら?
でもレヴィンさん、あんまり調子よく愛想を振りまいていると、ロヴィーサさんの鞭が飛んできちゃいますよ!
それにしても言葉が最初から通じていた件も含めて、先生の正体がますます気になりますね。長生きしてきた、神器を持っている? 神殿が先生を追っている?
悪いことをしたわけじゃなく、なんだか先生が大神さまみたいな?
いやまさか、考えすぎかしら?
作者からの返信
ごきげんよう、いつもぐぐっと胸に刺さる感想、ありがとうございます!
そうなのです、人類の安全圏を作り上げて来た一族、とも取れるので、辺境領の皆は非常に好意的です。
旅の三分の一は、こうした扱いをして貰えるので、送り出す方も結構心配してません。なので、未だに辺境伯領は抜けていないのです。
黄色い声援にも律儀に応えるレヴィンですけど、拙いですよこれは。
その背中には、既に鞭がビシバシと動いていることでしょう!(笑)
そう、そしてアイナとの会話で先生の怪しさが更に増しました。
未だ不鮮明で不透明、幾らでも可能性は考えられる状況……なのですが!
核心に非常に近い部分を指摘されて、足がガクガク震えております(笑)
ば、ばかな……! 早すぎる……! あ、あまりにも……!?
だだだ、大丈夫! 考え過ぎですとも!
疎通と転遷の権能を持つとの事ですが、疎通は言葉通りの意志疎通のような感じでしょうか?
転遷は移り変わりのような意味だったと思うのですがその感じからすると物事の変化を良い方向にもっていく的な権能でしょうか?
アクスルの神殿との揉め事とはやはり神器関係なのでしょうかね、しかしアイナが来るタイミングで疎通の神器を手に入れたというのは少し出来すぎた感じが強いですね、ハナから異世界人との意志疎通を目的に手に入れたのでしょうか?
彼のしようとしている事に異世界の人間が必要でその為に神器を手に入れた?でも神殿に睨まれてまでそれが必要なのでしょうか
淵魔を大陸の端に追いやる過程で今まで築いた元の城塞都市が今は戦争の必要がなくなり平和の都市に改築されている感じですね
元の領地ならばこの歓迎も納得ですね、昔は腕利きの戦士だった者から引退して町を治める町長になったという感じですね
作者からの返信
いつも丁寧な感想頂きまして、ありがとうございます!
権能については後々詳しい話が出る筈ですが、疎通については仰るとおり。意思疎通が可能となる権能です。
もう一つの方はまたちょっと違うのですが……。
アクスルについての考察は、流石鋭い……!
何か胡散臭いものありますよね、タイミング的に出来すぎですし。
また何か狙いがあるのは周知のとおりで、その為に異世界人が必要だったようにも見えます。
彼の言葉は、果たしてどこまで信じられたものだか……。
そして、元の城塞都市についても御理解が深くて感服してしまいます!
そう、今は引退した腕利きの戦士が、今は代わりに街を収める町長になっています。
そうして常に前進して、前線に立ち続けるという特殊な家柄な為、歓迎ぶりも凄いことになっているのでした。