ごきげんよう、お祖父様やエーリクさんの判断は非難できませんよね、民を守る責任を持つ領主としては確かに受け入れ難いでしょう。
ただ、先生の仮説の通り、ただアイナさんを殺すといつもの淵魔に戻るとはいえませんし、逆に脅威がなくなった事でいっそう危機的な状況になる可能性もあります。
それにしても神殿は淵魔にとってはアンタッチャブルなんですね、なるほど。
確かに彼女が次元を渡る(能動的か受動的かは別として)特異点であり、それが淵魔を抑え込んでいる神殿が蓋をしている龍穴を新たに手にする機会かも知れない、と言うのは説得力がありますね。
それにしても先生、長く生きている?
フードを被っているし、エルフとかの長命種なのかしら?
龍穴を手に入れた淵魔は以前の隆盛を取り戻したいのか、それともアイナさんの元いた世界に攻め込みたいのか。
刻印の設定と言い、なんだか不思議なデジャヴも感じちゃいます。
ああ、ユミルお姉さま、お元気かしら?
作者からの返信
ごきげんよう、いつも深く読み込んでの指摘と感想、いつも感謝しております!
そうですね、やっぱり為政者として考えが先に出てしまうのが、お祖父様と父でしょう。
そして先生は、未だ何もかもが不確定な状態なので、大胆なことをしたくない、という主張なんですね。
神殿は、その建立が信仰や権威目的ではなく、あくまで龍脈を抑えることを前提に建てられるものです。
でも同時に、神威によって封じてくれる存在は有難いものですから、それで信仰を捧げようという気持ちも生まれたんです。
だから淵魔は神殿のある場所には決してでない。これが世の常識でもあります。
先生は非常に長生きですが、その正体も今後重要な部分となります。
長命と言ったらエルフですが、はてさて正解かどうか……是非明かされる時を楽しみにして頂けたらと思います!
あ……!
刻印とか気付いちゃいましたね?(それは気づく)
これが単なる設定流用……だったら手抜きと怒られちゃいますかね?(笑)
ユミルは今も元気でやってますよ!
きっとワイン飲みながら管巻いてるんじゃないでしょうか。
エーヴェルトの意見は非情かもしれませんが領主としての責任や大局的に見ると必ずしも間違いとは言い切れないですね、しかしアクスルの意見も正論でアイナを亡き者にすると何が起こるか、現段階では未知数ですからね
異世界人が過去にも現れたと云う事は何処かでこの世界は異世界と繋がっているのでしょうか
龍穴は龍脈が交差する事でそこに龍脈のエネルギーが集中している感じでしょうか?
所謂複数の龍脈の接合部である為にエネルギーが交差してその部分に力が溜まるような?
ここからはアイナを神殿に送り届けるための護送任務が始まるのでしょうか、果たして淵魔の目的は何なのか、楽しいですね
作者からの返信
いつも鋭い考察と感想いただきまして、誠にありがとうございます!
やっぱりエーヴェルトは、領主一族としての立場でモノを言わざるを得ないですからね。ちょっと短絡的……というか直接的過ぎる意見でしたけど、淵魔の恐ろしさを知るが故の意見でもありました。
ただ、それで何が起きるか不明な時点では、アクスルの慎重論で事を運ぶのがベター、という感じです。
異世界人が過去にもいたのなら、それはいつ、そして今も繋がっているのか。そして龍脈や龍穴はどういう働きをするのか。
それについては、後々判明……というか説明してくれます。
これからはアイナを送り届ける旅の始まりですが、ただ送り届けて終わり、ともならないので……。
淵魔の目的も含め、楽しんで読んで頂ければ幸いです!