第007話 Dの加護の下

第7話 Dの名の下に

猫宮・D・伊右衛門 イエモンはんは

CODE NAME Dの異名を持つ

必殺!仕事人の一人。

空間移動、空間支配と言う特殊な魔法を介して

法類憐みの令の法の目をかいくぐっている。


特殊空間を媒介して何のメリットが?

誰にも邪魔されない戦闘が演出出来る。


野火井園は賢人からこう告げられた。

「スタイルを確立なさい。禁は身を助ける」

正当防衛に持ち込むなら

「傷」「法」に抵触しない戦闘を!


野火は目の前でシャドウ・ウルフの一撃を

目の当たりにしている。

井園は脇腹を魔法で噛まれた側だから

痛み迄体感済みだ。

あれだけの威力、あれだけの脅威を

相手側に植え付けながら

渦中のアイツは「法類憐みの令」で裁かれないのか。


否、アイツのバディは膨大の量の

始末書を提出している。

デスクワークうんぬんの話じゃ無いが

代償があることは覚えておいた方がいい。


CODE NAME Dは引く手あまたの人気稼業でも

実の所、野火井園のバディは

利用したことのない魔法サービス。

空間は数パターンあり、使用する前に下見も可能。


特殊空間にレキシの改造自転車は持ち込める?

制限を解くための空間に、制限があっては敵わない。

アダムンゲリヲン「零」「初」「弐」は我が同朋。

それこそ下見をすればいいだけのこと。

公的使用の文言が邪魔なら、公から姿をくらませばいい。

猫宮・D・伊右衛門との接点は

今後の「野火井園」守り人稼業において

どのような関わりを持つことになるだろうか?

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