悪の秘密結社の戦闘員です。

@4math

第1話プロローグ

「燃えたぎる炎!竜神フレイム!」


「荒ぶる波!竜神テンペスト!」


「母なる大地!竜神ガイア!」


「轟く雷鳴!龍神ライトニング!」


「癒やしの風!竜神ホーリー!」


「「「「「我ら!龍神戦隊!ドラゴンジャー!」」」」」


「「「「「覚悟しろ!ゴースト!」」」」」


「またお前らかよ。もっとバリュエーションはないの?今回は変身中待って上げたのに。面白みないなー。」


「黙れ!!今回こそはお前を倒す!!!!!!!!」


「あーはいはい、かかってこいや。ほら、早く」


「「「「「行くぞ!!!!」」」」」


「....................何も言わなくていいだろーに」

ここは特撮のような戦隊ヒーローがいて、悪の秘密結社が普通にいる世界。

ただ特撮と違うのは、戦隊ヒーローが星の数ほどいて、悪の組織も星の数ほどいる

世界。そんな世界に.........俺は転生した。

悪の組織の戦闘員として。


======================================


まずは、転生した経緯について語ろう。

転生する前は特徴という特徴もない中二病をちょっとこじらせた人間で

「もし、俺に特殊能力があったら…」とかいうことをよく考える普通の

高校生。普通に友達がいて、 馬鹿騒ぎをする毎日を送っていた。

じゃあなんで転生するんだと言う話になるんだが.........

学校の帰り道


「は~、今日もつかれた~、課題あるじゃん、ダルッ」


と愚痴りながら歩いていてなんというか若気の至りでなんとなく俺は手に持っていた

空き缶を蹴った。そしたら、空き缶は前を通った車にはねられて、壁にあたり、それが電線に飛んでいきそしてまた、跳ね返りそれがなんやかんやあってベランダで植木鉢を運んでた人の手に当たってその植木鉢が俺の頭に落ちてきて俺は死んだ。


死んだという感じはしなかった。なんというか眼の前に星が散った気がした。

そして気がついたら。謎のケースみたいなのにはいっていた。


いやーびっくりしたねえ、あのときは。なんていうか、ジェットコースターで

高いところからいっきに下に行くときの感覚。ビョウッ、ていう感じ。

そんな感じで、気がついたらケースみたいなのにいた。


で、俺はそんな状況で落ち着いてられるような図太い精神は持ってないし。

めっちゃ取り乱したね。眼の前にある壁みたいなのをあらん限りの力で         叩いて叩いて叩いて叩いて、そのうち叩くのに疲れてダラーンてしてたら。

突然光がさして、眼の前の壁みたいなのが消えて俺は嬉しくて嬉しくて飛び出たね。


?え、状況を確認しなかったのか?だって?だから言ったろ、俺は普通の高校生、

そんな映画や漫画みたいに落ち着いて行動することなんて無理なわけよ。

でここでやっとここで転生したかも?って疑ったね。なんでって?

そりゃぁ、俺の目の前に、すげぇハイテクそうな機器の数々が広がってたからね。

ア◯ベンジャーズに出てきそうなやつ。で、このときはまだ疑いだったんだけど、

なんか研究員みたいな人たちがこっち見て


「なに!勝手に行動を始めているだと!」


「所長!これは一体どういうことですか?」


「わからん、今まで数多くの戦闘員を作ってきたが、このようなことは初めてだ!」


「っで、では、どうすれば?」


「まずは、こいつの製造番号を確認しろ!!............」


って感じで会話していてその中で気になるフレーズがあったんだよね。

そう、「戦闘員を作ってきたが‥」のところだ。んで、転生したんだなーってことをなんとなく察した。いや頭は理解してないけど、なんとなく俺の中二病にかかった部分が。で、言葉の意味について考えてみたんだよね。

戦闘員?戦闘員って?なんでって感じで、でまた、察したよね俺の厨二病にかかった部分が。「戦闘員って特撮に出るやつじゃん」ってね。

まぁ、絶望したね。だって戦闘員だぜ?あの、数は多いくせに、すぐやられるやつ。

んで、そんな感じで絶望しているとまた気になるワードが出てきて


「この、戦闘員がいれば、他の組織の奴らに一歩リードできるのでは?」


「いや、こいつに戦う力があるのかはわからないし、もし、高い戦闘力があったり、他の戦闘員を指示する力があったとしたら、もしかしたら、あのヒーロー共を倒せるかもしれん。だが、他のヒーローたちはどうする。アイツらを倒してもまた他のやつが出てくるかもしれないんだぞ?」


「...たしかに、いやそのまえに先にこいつと意思疎通を取る必要があるのでは

ないでしょうか。そも‥も会話が‥‥るほどの頭を持っ...............?」


なんだって?他の組織?他のヒーロー?

一つだけじゃなかったのか?そんな、それじゃぁもっと死ぬ確率が上がるじゃないか

それじゃあどうすれば?逃げる?どうやって?そもそも生きていけるのか?

どうすれば、どうすれば?死にたくない死にたくない

死にたくない死にたく死にたく死にたく死にたく死にたくない死にたく死にたく死にたく死にたくな.........い。


そこで、俺の意識は途切れた...............。


======================================

「知らない天井だ.....」


「起きたかい?製造番号MOB53僕の言っている言葉がわかるかい?」


俺の前にあのとき所長と呼ばれていたやつがいた。

というか、あのときは気づかなかったが女性なのか‥

立派なメロンが2つついてらっしゃる。俺としては微乳のほうが好みではあるが

こういうのも悪くない。むむむ、悩ましいな。どちらがいいかなんて自分ひとりじゃ

決められない。これは、自分史上一番むずかしい問題ではないんだろうか。


「お、おーい?言葉わかる?」


「うーむ……悩ましい。」


「?...言葉わかるかい?」


「えーっとわかりますよ。はい、言葉。

 ていうかここどこです?いやなんとなくわかりますけど」


「ど、どういうことだい?」


「いや、ここ悪の組織みたいなところでしょ。んで、俺は

 戦闘員みたいな感じで作られたんですよね。戦隊ヒーロー

 みたいなやつと戦うために。」


すると、所長と呼ばれてた女性は、目ん玉が飛び出るくらい目を見開いた。


「な、なんでそんな事が分かるんだい?

 まだ知識等はインストールしてないのに?そもそも君、自我があるよね?

 戦闘員に自我なんて与えられないはずなのに、技術的に。」


「えーっと、なんか混乱してるところ悪いんですけど、服くれません?

 女性の前で素っ裸でいるのは思春期をまだ抜け出していない男子高校生としては

 非常に恥ずかしいんですけど............」


「っえ、っあ、っそそうだね、えー止まってね。ここらへんに戦闘員用の服があると思うんだけど......はい、どうぞ」


「ありがとうございます、って、ださっなんスカこの全身タイツは?

ダサすぎでしょ。こんなのを着させてるんですか?センスないなー。

‥.........いや、戦闘員はこういうのを着るのが定番か。

んーーーーーでも、なんでこんなダサくて防御力も紙みたいなやつを着るんだ?

もっとかっこよくすればいいのに。はー、なんでこんなところに転生してしまったのかねー。本当に嫌になるな。最近の転生は、悪役貴族とかそういうのが定番でしょ。

それが、こんな戦闘員だなんて、空き缶を蹴ったのが良くなかったのかなー。

はー、ほんとにどうしよう。なんでこんなあことになったのかなー。本当に嫌になるよ。ブツブツブツブツ.........」


「君、我々の技術の粋をすべて注ぎ込んだ戦闘服にひどいいいようだね。

 それにしても、やはり自我がある。それに知能も高い。

 いったいどういうことだ?このようなことが起きるなんて。

 そもそも転生?元は人間だったというのか? 

 それに、我々についての知識もある。謎だ.........」


と二人して黙り込んだときに突然


「はいドーン!!!ノスちゃんいる?

 いやーごめんね!降霊術を使ってたら、魂がノスちゃんの戦闘員製造所

 のところに行っちゃって、何かに憑いちゃってない?」


とギャルが入ってきた。人間の頭蓋骨を持って。すると、所長と呼ばれてた女性が


「おい!ヒミコ!ノスちゃんと呼ぶなといつも言ってるだろう!

 ちゃんとノストラダムスと呼べ!!

 それと、降霊術はするなと何度も言っただろう!お前はいつも

 問題ばかり起こすのだから..................。

 それで?今度はなんの霊を呼び出したんだ?」


「んっとねー、自分で蹴った空き缶が原因で、宝くじに500回当たるほうが簡単な

 ほどの確率で死んじゃったコの霊だよ〜〜〜〜。」


「は〜〜〜、全くお前が呼ぶ霊はいつもおかしいやつばかりだな。

 そんな霊などこっちに来ているわけ無い。そもそも空き缶が原因で宝くじが    

 500回当たる方が簡単な程の確率で死ぬやつな「それ、俺っすか?」

 .........っはぁ!!!!???」


「んーどうだろう。ちょっと『視て』みるねー.................................

うん!!君だねー!!もしかして、こっち来るときなんかビュンってしなかった?」


「ん?どうだろ?......あーしたかも。ジェットコースターに乗ってる時みたいな?ちょっとお腹がヒュッてしたかも?」


「あー、それだね!良かったー思ったよりマシな結果で」


「ちなみに最悪だった場合は?」


「それは、ピーーーーーーーでピーーーーーーーでピーーーーーーーーーされて

 最後はwじあhが;rふい;あgふおあ、になってたね。」

 

「ん?なんか自主規制音入っていたかな?」

 

と、二人で仲良く和気藹々(?)とした雰囲気で話してたら

所長こと、ノスちゃんが。

携帯を取り出して、どこかに電話をかけ始めた。


「ボス、緊急事態です。ヒミコがやらかして面倒なことに。‥‥ハイ...ハイ‥.............

 では、お待ちしております。」


俺はなんとなく察したが一要確認した。


「あ、あのーどちらにお掛けしたんでしょうか?」


「ボスだ。さすがにこのことは私一人では判断できん。よって、ボスに報告した。

 後、5分ほどで来るそうだ。場合によっては殺処分もあり得るからな?

MOB53?」


「っへ?????えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!?!?!?!??!?」






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初めての作品です。

試しに書いてみました。反応がよかったら続けて投稿します。

もし、続ける場合は、更新は一週間にニ話ぐらいです。



                      









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