第2話 すべりだしは順調?

 無事初勤務を終えました。

 利用者さんの人数が多いので顔と名前をおぼえるだけでもひと苦労ですが、システムとか効率とかは、だてに30年以上つづいてないなという感じかしら。

 とりあえず、従来型(多床室)の特養だから、日勤はひたすら排泄→離床→食事→排泄……とくり返すことになるよね。1フロア50人いるし。笑

 早番はお風呂担当になるとのことで、夏場は死ぬだろうな。1日30人いれるらしいので。


 それはそれとして、今月は1日が木曜日だったじゃないですか。週4日契約だからだと思うのだけど、しょっぱなから木~日曜の4連勤という事態になりましてな。

 おぼえなきゃならない情報を脳が処理する猶予がほとんどない状態で次から次へと新情報がはいってくるので、疲労感がすごかったです。


 でも人間関係はわりとよさそうな感じ。まあ、まだ会ってないスタッフも多いので油断はできないけども。

 多くの仕事がそうだと思いますが、介護現場では人間関係のよしあしが特に重要になってきますのでね。

 あと、前職、前々職では男性介護士がつかいものにならない人ばっかりだったんだけど、今回はリーダー格の男性介護士(動ける男性介護士は非常にたよりになります)も多く、ついでに女性陣の年齢も比較的若いためか、施設のトーンが全体的に明るいのね。

 外観はだいぶ煤けているけども。内部もトイレがあちこち壊れてて修理依頼中だけども。

 内部はリフォームしたばかりらしいですが、まあ築30年以上ですからね……。


 なにはともあれ、特養としては医療依存度も低めだし、少なくともまえの職場よりはだいぶマシな印象です。


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