第9話 鴨川沿い
僕たちはよく 藤が丘でデートした。2人が集まるには地下鉄の駅がある ここが便利だった。特に行きたい場所がなかったのでだいたいは藤が丘 辺りをぶらついていた。いつも自動車でデートしていたので行きたい場所はあらかたいってしまった。僕はどうしても 直美と京都に行きたかったので高速に乗り京都に向かった。京都なら半日で行って帰って来れる。
とりあえず宇治に行きお茶をした。宇治にある陶器工場の無料見学があったので参加した。はっきり言ってお茶にも陶芸にも全く興味はなかったが、直美と一緒ならどこ行っても楽しかった。せっかく宇治に来たから 近くの平等院鳳凰堂も見学した。
「鳳凰堂って10円玉の裏にあるのと同じだね。」
そう言って2人で笑った。寺に意味はなかった。ほとんど暇つぶしだった。でも、直美と一緒だと楽しかった。早めに出たので、まだまだ時間はたっぷりあった。清水寺に行くことにした。ここは京都の中でも一番の人気スポットらしく土産物屋も食事のできる商店街もすぐ近くにいっぱいあって結構楽しめる場所だった。僕らは当然 清水の舞台に上り京都の街を眺めた。清水の舞台から眺める京都の町はそれなりに良かった。せっかく清水寺に来たから湯豆腐でも食べようかと思ったが、べらぼうに高いのでやめておいた。なんとなく鴨川沿いを歩きこれと言ってすることもなかったので、3回目のデートだったし直美を川沿いのホテルに誘った。直美は素直に従った。初めてだったので直美はすごく痛がった。僕はあらゆる知識をかき集めて何とかしようと思った。とにかくリラックスさせて膣の入り口を濡らせば何とかなるだろうと思ってそうした。なんとか入った。動かすと直美が痛がるのでじっとしていた。そうしているとなおみは気持ちがいいと言った。初めてのベッドインは 何とか成功した。直美は少し出血していた。悪いことをしたなと 僕は思った。
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