第8話 2.5回目のデート
直美と付き合い始めた頃は、会うのは週末ぐらいだと思っていたが、楽しくて もっと会いたくなってしまった。その頃 僕は学習塾に勤めていたので仕事が終わると夜の10時半ぐらいになってしまった。それでもまだ元気だった僕は 時間が空いてしまうとどうしても足は自然に直美の方に向いてしまう。仕事を素早く片付け僕は9時半ぐらいにもう駐車場に向かっていた。駐車場から車を飛ばして、熱田区の直美の家まで1時間弱で着いてしまう。毎晩のように仕事が終わるとすぐ僕は直美の家に向かった。そして 直美を呼び出し近くの公園で2時間くらい一緒にいた。ほぼ毎晩のように夜這いを繰り返していた。若い直美は元気だったが、さすがに週末ともなると仕事の疲れで眠くなったみたいだった。直美は助手席で眠ることが多くなった。いくら 若いと言っても朝から 普通に働いて夜中の12時はさすがに眠いだろうな。
「なおちゃん もう帰ろうか?」
直美はすぐに目を覚まして
「いやだまだ帰らない、 一緒にいる。」
そう言いながらも 明日も仕事だし 眠そうだった。
「もう12時過ぎちゃったし 明日も仕事だし帰ろうか」
直美は素直に従った。
ホテルに行っても良かったけれど、1時間足で出てしまうからもったいなかった。いつもキスだけにしておこうと思うのだが、直美にキスをするとついその先がしたくなってしまう。いつも助手席がベッド代わりだった。
直美はいつもショーツを脱がす時に腰を上げて協力してくれる。狭い車の中の助手席で抱かれるのに協力的だった。いい子だなと思った。ホテルに行く金もない俺に直美は優しかった。俺は夜の公園の暗さに紛れて車の助手席で直美を抱いた。直美はされるがままにしていた。時折直美が感じてくれてシートが濡れてることもあったけれどこんな狭いところでも感じてくれたんだなぁ。僕は 感度のいい直美の体に感謝していた。
「やすくん さあ 車で いつもしてくれるけどさ、これってしたことになってるよね。」
「そうだよ。」
「じゃあ私ってもうバージンじゃないんだ。」
「そうだね。じゃないね。」
「やっと卒業できたね。」
「おめでとう。」
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