第12話 お揃いのペンダント
僕はあれからお守りのようにペンダントを持ち歩いている。学校では付けられないのでケースに入れて持ち歩いていた。
昼休みいつものように尊くんが話しかけてきた
「なにそれペンダント?」
「あ、うん!もらったんだ。」
「冬樹くんらしい色してるね。付けてみてよ」
「ふふ、そうかな。うん。付けてみるね」
「へぇ…似合うね。恋人から貰ったの?」
「まさか!あ、でも…好きな人から…はは、ちょっと恥ずかしいな」
「なに恥ずかしがってんの〜かわいー」
「うるさーい!」
「尊くんは好きな人とかいたりするの?」
「いるよ。でもなかなか手強いんだよね。」
「そうなんだ。でもきっと尊くんならすぐ振り向かせられるよ!」
「簡単に言うねぇ」
「頑張ろうね。お互い」
今日の尊くん、いつもと雰囲気が違うと思った。
どうして違うと思ったのか僕にもまだよく分から
ない。
けど僕を見る目があまり笑っていなかったように見えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます