第12話 悪童2人
まさかね、領主の息子
【アース】は奴隷職のポーターで肩身が狭く
は半ば屋敷に幽閉や隠れる形で
生活していたとは・・・
私と違うかたちで生きていたのか?
ひたすら学力を上げて知識を永遠に
深めて世の中の情勢を見て
領主の仕事の補佐や代わりにこなしていた
このままでは破滅が見えているので
「裏切っても知らんぞ」と前置きしてから
共犯者になる事を約束して同盟を組んだ!
***
アースお前は悪魔か、
私の考えに大幅な修正をかける
この中立都市の被害を軽減するために、
「主犯者達は殺してはダメだ
主犯者とその家族や一族郎党には
世界の敵として被害者達に受け渡す!
拷問しようが殺そうが知ったことではない」
「私らが始末すると口封じに受け取られかねん
息子や娘が殺された王族や貴族の怒りの
行きどころがなくなりその怒りが
生き残りのこちらに向かう!
殺すために刺客を永遠に
送り込んでくるだろう」
「明確な犠牲役を作り受け渡すべき、
と同時に区別が必要になる」
「調査に向かい現場で残って戦い死んだ
ギルド職員やそれに従ったもの達
その意思を引き継いで報告に走ったお前などは
真逆の存在として扱い英雄として区別する」
「ギルドの上層部は辞任させるが
再発防止や責任を取らすために
存続させて地獄を見てもらう!」
「目に見える悪を作り生き地獄を
味わってもらう」
「これが一番犠牲者が少ない
主犯の殺害以外での最も平和な解決だ!」
「そしてこれでは多分ギルドへの怒りは
治らんと思うのでお前がギルドの幹部になれ
形だけでいい!」
「ギルドへの攻撃を躊躇うはずだ!
腐ったギルドを高潔なBランク職員の
後を継いだ後継者が建て直す!」
「王族達と同じ目にあって生還しているのが
大きい、救出が間に合ったのも
お前の情報とする」
私を見下すように
「ポーターの意見を聞かないから
王族どもが死んだザマァにはならんがな」
「幸い第一王位継承者や勇者は生きている
内戦にはならんだろう」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます