第11話 鬼人族のアマツ

ほーアレンとやらは嘘つきではなかったのか

私は魔族でも人族でもない!

どちらに肩入れする気もないのだが

降り掛かる火の粉は払う


ダンジョンに縛られた

モンスターでもなんでもない

正規のルートで人の姿で

外から冒険者として入ったら

小鬼達が勝手に

【支配下に入りランクアップ】した


そして襲いかかってきたもの達を

返り討ちにした、


強いものと戦えればなんでも良い!


有益な情報

「近いうちに勇者や王族がここを訪れる」

だが、あのアレンとやらに利用されている

可能性があると考えると虫唾が走る


予定を狂わしてやるか!


***


「なんだ、もう終わりか?

昨日の子供の冒険者の方が強かったぞ!」


弱いと感じた雑魚は皆殺しにしたが、

将来性のある奴らはトドメを刺していない

強くなるのを待って再戦して楽しむ

プランに切り替える、


アレンが意図的に殺そうとしていた

可能性もある


人類の希望の主要メンバー

勇者や聖女、王子、王女

その他 数名は生かされる


「お嬢ちゃんや坊主どもいつでも再戦してやる

ちゃんと鍛えておくんだな!」


「じゃあ帰るわ」


そこで信じられないことが起きる!

大鬼オーガが

仲間かと思っていたゴブリン達を殺し回る

【我の力の糧となれ】


付近のゴブリンを全滅させて何処かに

消えていく


回復のできる聖女やプリンセスの

魔力の回復により死にかけの仲間達に

回復魔法がかけられて、

生死の境から脱出


遅れて救助に来た領主の私兵たちに助けられる

「情報を得て急遽、助けに来ました!」


「主犯は一部の冒険者と冒険者ギルドです!」

「5Fの異常を知りつつ隠蔽揉み消した

証拠が上がっています!

これは罠の可能性が高いです!」

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