第9話 ザマァの為のアリバイ工作

あの戦いから2日後、なんとか地上に生還できた

モノリス無視で最短で戻る最中、

獣型や昆虫などの魔物に遭遇して

撃退して分かったのだが、


ステータスを見ると

【レベルが上がっている】

レベル15

ステータスも全体的に上がった!


モノリス以外でも経験値でも強くなれるのか

【ダブルレベルアップ】じゃないか!


だからかホブゴブリン18匹倒したあたりで

レベルがいくつか上がり

力が260ではなく

あのオーガに300と言われたのか


私の予測を外すと明日には私は

契約の首輪に殺される!


状況確認して立ち回る必要がある


***


冒険者ギルドに戻り報告に戻ったところ

事実と全く違う報告がされていた、


40名のPTリーダーの野盗崩れが

嘘の報告をしたのであろう


地下10階で未知の亜人の人形モンスターに

やられて、


逃げずに残って戦ってものに罪を被せて

言い訳したらしい、


私はポーター、多分事実を伝えても

信じられないことを承知で報告する


「地下5階でゴブリンの群れを

指揮するオーガとBランクのギルド職員は

戦い死んだ!」


「毒矢や麻痺矢で武装していて

奇襲から後衛が狙われて壊走」


「残って戦っていたもの達は見捨てられた!」

この背負っている盾のおかげで後ろからくる矢を弾けて毒にならずに逃げてこれた」



全滅したPTリーダー【ヤザン】が

「何適当なことを言ってやがる」と

殴りかかってくる、


生き残ったもの達と口裏を合わせて

作ったシナリオを覆されると困るのだろう


「5Fで40人PTが壊滅するなんてあり得ないだろ

常識的に考えらばわかるだろ」


アレンは思った、もっと印象に残る様に

『ことを大きくするか』

殴られて口の中が切れた!


血のついた唾をヤザンの顔に吐きかける、

ギルド内で殺しはしないだろうが

ヤザンの仲間と共にボゴボコの袋にされる


コレで治療に行けばカルテに証拠が残る

ギルドも私の報告はもみ消す様だ!


予定通り、コレで首輪に呪いで殺される

事はほぼなくなった!


後は、領主に想定しうる

最悪の未来を報告


種明かしとなる!

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