1月、投稿したものなど

 ヨムの話

「もっとも、~ではあるのだが」

 みたいな言い回し、よく目にするけどWeb小説の流行りなんだろうか。他の一般の小説やエッセイやブログではあまり見ない気がする。自分が気づいていないだけか。

 もっとも、自分も見ているうちに使ってしまいそうではあるのだが。



 カクの話

 自分の文章を遂行すると、「ちなみに」「別に」「まあ」「なんか」がありすぎる。そんなにちなむことねえだろ。

 口語体で書くっていうのは、喋りの文字起こしではない。



 一月に書いたものたち


【内側の白い龍】

 自主企画、三題噺「鏡」「龍」「日」に参加。

 一人称「あたし」で書くのは初めてだった。オネエっぽくない? 大丈夫?

 書いてみるとむしろ女流文学(今どきそんな言い方もナンセンスだとは思いますが)の雰囲気にも思える。自分だとわからないけど、どうなんでしょうね。

 肉体描写をもっと書きたかったが難しい。それこそ女流文学って肉体感覚が生々しい印象がある。

 ただそれよりも書きながら思い出していたのは、川端康成の「眠れる美女」だった。文庫の解説に三島由紀夫が「ネクロフィリー(死体愛好症)的肉体描写」と書いていたようなあの描写は、真似すらできなかった。

 例えば第三者の目線が入るとか、二人の意識の変化が起こるとかすれば、起承転結の転が生まれて一万文字くらいになるだろうけど、まあいらないです。ずっと二人でいてほしい。

 結構気に入っている。上手く書けたというのではないが、こういうのを書きたかったと思う。



【その言葉に意味を足したい】

 同題異話「その言葉に意味を足したい」に参加。

 反骨精神を携えて生きているため捻りようがないお題だからやめようかと迷ったが、割とお題通りのものを真っ当に思いつけたのではないだろうか。バベル観直したい。あの映画観て、死んでも砂漠で迷子にはなりたくないと思った記憶。


 この話、番外編というか裏話というか、実は書きかけの中編の設定と人物を拝借している。と、書き上げてないものをわざわざ匂わすのは好きじゃないんですが。

 レビューをいただいてしまったんです。

「恋愛のような雰囲気を纏っているようにも感じますが、違うようにも思える、というなんとも繊細なもの」

 とあまりに素敵なレビューを書いていただいてしまったんです。(まじでありがとうございます。)

 すんません。めちゃくちゃ恋愛なんだ……もうネタバレするんだけどこの二人、このあと普通にくっつくんだわ……

 自分だって普段は、男女の話とみればなんでもかんでもすぐ恋愛に持っていきやがってと思っているくせに、恋愛に持っていってしまった。猛省。

 直球の恋愛小説を一個くらい書いてみたかった。おそらく書いたことないからこんな回りくどい距離感になってしまった。いや作者の恋愛経験は関係ないだろ。



【ダンボールハウスのサンプル観察】

 自主企画「報告書」「ダンボール」「友情」の三題噺に参加。

 終わり方、結びではあるがオチではないんだよな。もっと、なるほど! となるオチが必要な話だっただろうとは思う。

 あとサンプル観察って言葉の使い方合ってます?

 あまり書かない系統の話だった。やったことないことに挑戦できるのはお題と自主企画のおかげだ。



 一話ごとの話が長え。弁明が長いのはダサい。来月はさらっと触れるに留めたい。

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