第2話 彼女
彼女は2つ上の上司であり、新入社員だったの私の直属の上司だ。私は今年2年目になるが、今でも彼女の元でいろんなことを学べていることが、恋愛感情を取っ払ったとしても、とても嬉しい。
恋愛小説とかでいう、こういう状況の女上司っていうのは、最初はぶっきらぼうで、とか、バリバリのキャリアウーマンで関わりづらかったとかそういうシチュエーションが多いように思うが、そんなことはなく、彼女は最初から笑顔が多い、気さくな上司だった。
わからないことは丁寧に教えてくれるし、わかりすい。そして簡潔だ。きっと頭が良いのだろう。それは一緒に過ごしていると嫌でもわかる彼女の能力だ。
笑顔を絶やさないのは、なぜだろう。疲れないのだろうか。でも彼女はそんな素振りはないし、それが自然のように見える。見えているだけなのだろうか。そこも魅力的だとは思わないか、諸君。
最近はわからないことが減り、彼女と些細なことを会話する余裕も出てきて嬉しい限りだ。仕事も楽しい。全てが嬉しく思う。
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