恋愛という自分との戦い。
月雪 こう
第1話 今の私
みなさんは恋愛をしたことがあるだろうか。
きっと一度はあると思う。
それが幼稚園の時だったか、中学生の時だったか。それよりもちょっと大人になってからかもしれない。
私もその他大勢、みなさんと同じように恋愛をしたことのある人間だ。
その私が今、恋愛において窮地に立っている。気になるでしょう?
恋愛相談やそれ関係のいざこざを好むのはどの時代でも同じだと私は思っているし、それを悪いことだとは、梅雨ほどにも思っていない。だってそれが人間の性でしょう。
さて、本題に戻るが、私は今職場のある一人の女性が気になっている。
というか好きだ。こんな気持ちになるのは久しぶりで少しの間、片思いを楽しんだのだが、最近どうもそれじゃあ気が収まらないらしい。
触れたい、私だけを見てほしい、私があの人の1番になりたい。そう思ってしまうのだ。
ふむ、どうしたことだろうか。これは由々しき事態だ。なぜなら彼女は上司である。
安心安全だと、可愛い後輩だと思って接してくれているにも関わらず、私はこの状態であり、もう彼女に罪悪感を抱くほかないのである。
窮地だ。窮地すぎる。というか心臓が痛い。彼女を思う気持ちでも、彼女の気持ちを裏切っていることでも、どっちにしろ痛い。誰か助けてくれないだろうか。
そんなことを思っても誰か助けてくれるわけでもなく、自分で解決しなければならない。そうこれが大人だ。
今日も出勤。今日も彼女が愛おしい。
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