〜第三話 異世界に行くと男は節操がなくなる〜
霧島と今後について話をしたあと、俺たちは個室に住むことになった
個室は勇者たちとは違い質素...ではなく普通に豪華であったが勇者たちの方が何倍も豪華なのだろう...まぁ仕方ないね
部屋それぞれに小さめな浴場(1人用にしては大きい)がついているが、霧島いわく共有大浴場じゃないとお色気イベントが起きないみたいで1人
まぁとにかく、こうして俺たちの異世界転移生活は始まった
基本的な一日の流れはこうだ
まず最初にクラスメイト30人で集まり朝食を取る...これについてだが三大ハーレムが「あ〜ん」をしていちゃついているので......うん...あぶれた男達の殺気だった視線とハーレムに加わってない女子達の絶対零度の視線には寒気を感じた
次に訓練だ
基本的に職業によって習うものは違うが義務教育的な感じで基本的な魔法は行使できるようにさせられた...と言ってもマッチの火力ぐらいの火だったりだーーーえ?魔法を使って訓練場を破壊して「俺、なにかやっちゃいました?」はないのかって?そういうのは勇者がやることなので()
訓練だが座学の時間も含め基本的に3時まで行い、そのあとは自由時間となる
ところで一つ言わなければならないことがある
三大ハーレムからあぶれた人たちからついに恋仲になる人が出てきたのだーーー
え?そんぐらい高校生なんだしいいだろって?ああ、問題はそこじゃない...恋仲からもっと発展した仲になっている人もいるのだ
いやまじで
ちなみにだが、霧島は異世界にいるということで、完全に獣人しか恋愛対象として見れなくなったらしい.....まだ会ってもいないのに大丈夫か?こいつ
「へぇ...この世界にもクリスマスという行事があるみたいだぞ」
「クリスマスか...俺は彼女がいないんじゃなくて作らないんだからな!」
「聞いてねぇよ」
今は自由時間の真っ最中、俺と霧島は王城にある書庫に来ていた
文字についてだが、日本語...というわけではなくちゃんと異世界語なのだが転移特典というのか自然と理解できていたが、流石に書くことはできなかった
「重要なのはそこじゃなくてな...この世界のクリスマスに対する認識は恋人と進展を深める時期...ということだ」
「クリスマス...やっぱり許さん」
「だが、これだけだと別にクリスマスと言わなくてもいい」
「.......?」
「つまり...だ、クリスマスという名前を知っていた奴がいて広めた....ということだ」
「そうか!転移者...それか転生者がいるってことか!」
「そうだ」
これはかなりの進歩だと思う、なんとかして転生者に会って見たいな
「転生者の場合、トラックに轢かれて神と会っていてーー」
うん?
「その神から何やかんやチート能力をもらっているはずだから、そのチート能力でどのようにヒロインを落したかーー」
「...」
霧島のいつもの病気が発動してから俺は書庫から出た
しばらく王城の廊下を歩いているが...どこを見ても金の装飾が施されている...比べるものでもないがうちの組織の方がシンプルで好きだ
「あ....」
そういえば今更であるが日本支部の仕事をほったらかしてここにいるというふうに他構成員からは見られてしまうだろう....いやさすがに異世界にいるとは特定できないだろう、地球との時間軸が気になるが...今までも妖魔との戦闘で数ヶ月行方不明になっていたこともあったし大丈夫だろう.......多分
「ーーーや、離してっ!」
「ーーん?」
そう嫌がる声が聞こえてふと前を見た
するとどうだろう...遠くから見るとガチで小学生にしか見えないーーーあれは違法ロリか
とそれに詰め寄ってる
あーーーー
うん、義務教育の敗北だな
まじで
――――――――――
Q ついにヒロイン登場ですね、あとヒロイン数十人出してくれ
A はい、数十人のヒロインはできる限り前向きに検討します
Q ーーーーは?
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