第8話「報告」

1941年10月12日 夕方


我が第三潜水艦隊が横須賀に設置されている秘匿ドックに格納した後

米内光政海軍大臣に鷹島が「サバンナ作戦は無事成功しました。」と報告した。

「よくやった、これで初任務は成功したわけだが司令長官としてこの伊1001型を指揮してみての感想はどうだね?」と聞くと、「やっぱり秘匿兵器を隠せる構造、静粛性、火力など全てにおいて先代の伊型を上回るので最初司令長官を任された時は少し不安でしたが、今は司令長官としてのホコリとともに達成感を持っています。」

これを聞いて米内光政は「それは良かった、次の任務まで練習航海、整備を怠らず帝国のために尽くしてくれ。以上だ。」と言った後世間話を始めたのだった。


秘匿ドックの五番伊1005型潜水艦は主砲の整備をしていた。整備長中島一海軍中尉は「この主砲、かなり構造が複雑ですね。この艦のバランスを支えるためなのはわかりますが先端にジュラルミンを使用するとは技術部もやりますね。」と第3潜水艦隊副長兼司令副長長門結城海軍大尉は「この主砲を作るのを聞いた技術部も大変だったんだ。我々も整備を怠らず次の出撃までに完璧にしよう。」と言いながら手を動かしながら話していた。「この艦はどのくらいまで潜れるのでしょうか。」といい副長も「それは私にもわからない、ただ言えることはこの艦は今の時代で最強の潜水艦であることは間違えない。」と断言し、自身を持っていた。



一方惨敗の報告を受けたキンメル大将は「我が国の潜水艦はこれほどまでも劣っていたのか。駆逐艦は手さえも出なかっただと。このことは必ず他言してはいけないぞ。

とアルベルト中佐に言うと、「分かっております。急ぎ技術部に報告し新型を建造する計画を急ぎ進めます。」といい部屋を出たのだった。

キンメルの脳裏には日本の艦隊ではないのではないか、uボートなのか?という疑問そしてアメリカの潜水艦が他国よりも劣っている現状を受け入れなければならない屈辱であった。「今にみてろ訳のわからん潜水艦、私が破壊してやると。」言い大きく笑ったのだった。






この作品の登場人物は架空の人物です。

この作品はフィクションです。


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秘艦「伊1001] 平和への道 古国 @orugaituka

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