第5話「決行」

「サバンナ作戦」


陽の光が横須賀秘匿ドックの隙間から差し込むこの日10月20日に「サバンナ作戦」作戦発表日が行われた。

海軍大臣米内光政は「本日10月20日をサバンナ作戦の決行日とし、諸君ら第三潜水艦隊には帝国の防衛における大事な戦いなのを十分肝に銘じて戦ってきてほしい。」

と述べた後、鷹島大輔海軍中佐がマイクを手に取り

「これは我が艦隊が目指す「平和」のための戦いでありこれからは忙しい日が続くであろう、だが、我ら第三潜水艦隊の力を持ってすれば乗り越えられない壁はないと思っている。諸君らの活躍に期待している。」と述べた後海軍軍令部長官内田伸之海軍少佐が作戦内容を以下のように説明した。

「死力を尽くし敵駆逐艦および潜水艦を殲滅せさり。我が艦隊の情報を可能な限り秘匿すると同時に威力の把握も並行して行え。敵を甘く視るな。以上。」

そして「船員は乗艦せよ」とアナウンスが鳴ったので続々と船員は船に乗り込み始めた。鷹島大輔海軍中佐は米内光政海軍大臣に敬礼した後乗艦した。


「エンジン起動、速力15、潜行深度50、第三潜水艦隊出動」と鷹島がマイクで命令すると戦隊が動き出した。「全艦速力潜航深度ともに異常なし」と副長長門結城海軍大尉が司令長官鷹島に報告すると。

「気を抜かず作戦海域まで半速前進、副長指揮を任せる」と言い艦長室に姿を消した。

副長長門結城海軍太尉は準備を怠らない真面目な性格であり潜水艦勤務も長く、鷹島の右腕として十分な働きをしている。

「ここで再度全体チェックと並行して交代で休みを取るれ。無線で他の伊型にも同じように知らせよ。」といい副長自らエンジン点検に参加した。この行動は他の兵の手本となっており、そのおかげで今まで長門の乗ってきた潜水艦は不良箇所が見つかったことがない。


館内アナウンスで「艦長、副長そろそろ現場海域に突入します。」もアナウンスが入り鷹島、長門はAPR(攻撃計画確認室)にて作戦の最終調整した後に発令所にて

「船員につぐ、作戦海域に突入した、攻撃耐性を維持したまま来るべき時を待て。以上。」


そしてアメリカ対日本の潜水艦対決の幕が切って落とされる。



五話を読んでくださりありがとうございます。六話はどちらの部隊が強いかその作戦に期待してください!!



この作品の登場人物は架空の人物です。

この作品はフィクションです。


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