他人の幸せを自分のことのように喜べる

HSPと言えば、他人の痛みや悲しみを感じてしんどくなる、辛いことが多いというイメージが大きいと思います。それは、間違いではありません。


ただ、同時に幸せも自分ごとのように喜べます。心の中が優しい気持ちで満たされて、まるで自分がその経験をしたかのような温かい気持ちになれます。


例えば、自分がよく見ているYouTuberさんや芸能人が結婚報告をあげると、まるで自分の身内が結婚したような気持ちで大喜びします。幸せを分け与えてもらったとはよく言いますが、自分が結婚したような気持ち?表現が難しいのですが、自分の身に起きた幸せごとだと感じられます。


これは普通のことだと思っていたのですが、「へー」と興味なさそうに反応する人や、妬んだり落ち込んでしまう人もいることを知って、人の幸せも自分の幸せにできるって素敵なことなのだと気づきました。


これってすなわち、他人に興味を持てているってことでもあるんですよね。自分のことを一番見てほしい人が聞くと、「いいなー、私なんて~」とすぐにどんなことも自分の話へと持っていこうとします。


これはよく、友達や周りの人にされて「私の話取らないでよ」という経験をしました。こういう人には、幸せな報告をしても嬉しく感じられないんですよね。言わなきゃよかったと思う時もあります。


他人に興味関心がない人だと、出来事としか捉えられないので、一応「おめでとう」とは言っても、そこから色々そのことについて考えることがなく、聞いた。知った。で終わってしまうようなのです。


それを知ると、HSPで自分ごとのように自分の中で幸せを広げられるのって、なんて幸せなのでしょうか。友達や身近な人だったら一緒に喜びあえるから、相手の幸せを広げられるメリットもあります。幸せ倍増です。


どうしても、目につくのがネガティブだから、悲しいや辛いに共感しすぎてしんどいにフォーカスしてしまいがちですが、それと同じくらいポジティブな出来事にも共感できる素敵な気質なのを忘れてはいけませんね。


このことに気づいてからは、なるべく悲しい辛いを見ないようにして、たくさんの幸せを集めるようにしています。


ほっこりするエッセイを読んだり、アニメを観たりするようになりました。その前までは、自分を自ら痛めつけるように後味の悪い作品や、悲しい系ばかり観ていたので、フォーカスするところを変えるだけで人の興味が変わる不思議です。

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