公園を散歩するだけで幸せがいっぱい

HSPで一番良かったと思えることは、多くの人が素通りしていくことにも、幸せを感じられることです。


例えば、散歩道があるような公園を歩いていると、木漏れ日に目を輝かせ、可愛いお花に癒され、今日の天気や空の綺麗さに目を奪われ、あらゆる自然からパワーをもらえます。


また、公園とあえて表記したのは、同じように散歩に訪れた人を見て、ゆったりとした気持ちになったり、遊ぶ子どもたちを見て温かい気持ちになったり、散歩している可愛いワンちゃんに心を奪われるからです。


普通の道だと、忙しなくどこかに向かう人の殺気とまでは行きませんが、殺伐とした空気が感じられるので、ゆったりとした気持ちで歩けません。


その点、公園はみんながまったりとしに来てるので、同じ空気感の中で癒されるのです。


私自身、昔はすべて素通りして過ごしていました。一つ一つのことにいちいち目を向けることなく、目の前のスマホや頭の中で考え事をするのに必死になっていました。


自然に目を向けるようになったのは、心が疲れていろんなものから離れたくなったのがきっかけです。SNSやデジタルすべてから離れたくなり、人との関係もめんどくさい、怖いと感じるようになった時、自然と足を向けたのが自然溢れる公園でした。


無邪気にはしゃぐ子供たち、まったりと座るお年寄り、散歩やランニングをする人々。みんなが思い思い、そこに来ることを目的としてすごしている様子を見ていると、なんだか心が落ち着いたんです。


デジタルから離れるために、それまで大嫌いだった運動を始めようと、毎日公園を歩くのを習慣にし始め、昔からガチガチの体をストレッチし始めました。


目の前、画面の中だけに広がっていた世界から運動に目を向けた途端に、自分が普段どれだけ様々なことを感じているかを実感しました。


実感すると、空気の美味しさや、人混みの辛さも感じ始め、恐らくそのタイミングから本来持っていた気づきやすい気質が目覚めてきたのだと思います。


実際、この時にHSPを知り、「これって私のことだ!」となったんですよね。気づいてから最初のうちは、「だから、こういう時辛いのか」「悲しくなるのか」とマイナスばかりに向いていましたが、それを知って意識的に離れ始めると、HSPだからこそ感じられる嬉しいこと、幸せなことを活かせるようになりました。


小さな幸せを感じるたびに、今ではHSPでよかったなーという思いです。

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