第40話 服問題と糸使い
例のクソゴーレムのせいで辛うじて生き残っていた服が完全におしゃかになってしまった…
「本当にあのクソゴーレムめ…最後の最後まで迷惑かけて行くとかとんでもないモンスターだ」
ただでさえ激戦の連続であちこち破れている上に今回の件で日の光も通さない程真っ黒に染まりながら濡れ、完全に使い物にならないジャージを一旦脱ぐ
「げぇ、パンツまでぐっしょり濡れてやがる、こりゃ本格的に代用が必要だなぁ…」
岩山の中で服を脱ぎ全裸で立っている青年…誰かに見られたら完全にアウトな光景だがまぁダンジョン内で誰とも出会ってないから大丈夫だろ。ただそれはそうと服は欲しいな」
やはり『衣』『食』『住』の内の一つである服が偉大であると思い出す。別に周囲には誰もいないしマッパだとしてもても最悪平気ではあるのだが何となく落ち着かない
そう思い立ったら早速動いてみてたのだが岩山なので布の代替え品が無い。しかも布まで入手し服に仕上げるまで幾らかかると…
若干の苛立ちを覚えながらふとステータス覧を見るとそこには蜘蛛達からぶんどったスキルの『糸生成』の文字が目に入る。
拡散するように糸を出して布を生成してやる…が使ってこなかった類いなので扱いに癖が必要だ。
糸を一本出してアーチを描く、更にもう一本で弓、さらに一本で…そういえば布って糸からでも行けたよなぁ!
「伸びている糸を交互にゆい合わせて…」
〜二時間後〜
「できた!特製の布だ!」
それなりの時間を経て完成したのは絹のような光沢を待つ布であった。もちろんダンジョンの中で作られた上に魔力を注がれて作られているので対斬・突・打にある程度の耐性のある凄い布なのだ!
「まぁそれを利用する型紙が無いんだけどね…着ていたのと同じジャージで良いかな?まぁ針は代用が効くし頑張りますかね!」
ある程度墨が落ちて来た俺は裁縫へと身を投じるのであった。
ーーあとがきーー
祝フォロワー約1700人突破ッ!
今回はちょっと短めです。純粋にこれ以上服関係で伸ばしてもつまらないけど、別のテーマまで入れると多いと言う判断です。
それと現在私生活が忙しいためコメント返信が滞っておりますが最終的にしっかり返信する予定なので気長にお待ちください
(万が一返信しなくなった時はしっかり報告するので報告が無い時は私生活が忙しい時です。)
それでは私はここら辺で良い読書ライフを
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