2024.08.25──明日を照らす光明のための今日の暗がり

 極寒の大地の旅では、移動車の駆動エンジン、暖房機、鉱物掘削機、燃料変換機等、あらゆる面でエネルギーを使用する。そのため移動車への搭載式発電機の携帯は必須となっている。

 しかし、上記の機器を動かす為に一日中発電機を動かしていると、当然5年ほど使えばガタが来てしまう。発電機が完全に沈黙してしまう前に新しい発電機へと乗り換えなくてはならないのだが、この作業がなかなかに重労働だ。

 路上スタンドで新型の発電機を高値(現在使用しているものの2倍以上!)で購入し、各機器をこの発電機に繋げるのだが、さっそくトラブルが発生する。私が使っている機器はいずれも古いものなので、新しい発電機に直接繋げられなかったのだ。仕方なく先ほどのスタンドまで戻り、接続互換器を追加で購入する。この動きだけで1時間はロスしてしまった。

 そして発電機と各機器の接続作業、私の持っているものがボロいせいか知らないが、これが途方もない待ち時間が掛かる。極寒の中携帯カイロで暖を取りながら、暖房機を優先に必要機器を使えるようにしていく。結局、すべてのもの使用出来るようになるまで丸一日掛かりとなってしまった。

 ひとまずこれで今日の内に寝ることは出来たが、明日も古い発電機の解体作業が待っている。明日の重労働の為の体力を蓄えるべく、私は早々に眠りに就くのであった。

 おっと、その前にずっと続けている日記を書かなければ。やれやれ、最新の発電機を手に入れて、最初にやることが日記の執筆とは。

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