なんとなんとぉ?恋の予感?

よーんわっ!〜新たなヒロイン…だよな?〜

え?待って今何日。

(この括弧は作者の目線だよっ☆)



俺は、もう自分を名乗ることすらだるくてやめた人だ。

名前頭おかしいくらい説明だるいし。

メタい話するともう名前忘れた。(※ごめんなさい)

まぁ、そんな意味わからん凡人の俺と、今のところ1人のヒロインでこの学園生活は続いている。

こんなメタい話なかったら神なのかもしれないのにな。もしかして…予知もできるようになってまった…⁉︎うっ…右手が疼く…。




あ、待ってくれ。俺、ついに中二病デビュー?こんな話して、ぐちゃぐちゃ言ってたら完全デビュー。しまった…純潔は俺だけだったのに…。



そんなことを靴箱で考えながら、教室へ向かう。

いつも通り寝てるやつ、遊んでるやつ、魔力流してるやつ。

ある意味個性が破壊されない世界である。

ヘッドホンして本も読めるし。

音楽聞いても何も言われないし。


トロンボーンとかコンバスみたいな人にわんちゃん危害加える楽器じゃなかったら吹いてるし。フルートとか。トランペットとか。

リードは落とされるとやばいので極力避けてるって誰かつぶやいてた気がする。




そんなこんなで何もかも認めてるこの学校で、俺は新しい人と話すことになった。

そう、席替えだ!!!

一世一代の席替え。まっっじで緊張。心臓死んでる。どうしよう、これ俺今日命日?誰か葬儀してくれよ。頼むからな。

隣にいる遥亜は「せっきがえ〜♪」ってはしゃいでるし。



席替えで隣になったのは、普通の人っぽい人だ。

スカートを少し折っている程度で、そこまで髪も染めてない。綺麗な茶色で、これはおそらく染めているが、別に許容範囲でしょ?って感じの色。

メガネはかけておらず、派手なメイクもしていない。派手じゃなかったらメイクもOKなこの学校で、ある意味浮いている存在。

見た目だけだと、浮いてて噂が飛び交いそうな、清楚だった。


「あ、えっと、よ、よろしく」

俺がそういうと、彼女はこっちを見た。









「よろしく」

口を開いて出てきた声は、女子と思えないほど低かった。

「…ごめん、気まずいよな」

そう言った。確かに気まずい。でも、俺は何か言わないと。

そうあせり始めてしまった。これが最近聞くLGBTQなのか?20人に1人いるって聞いてるけど…。こんな身近にいたのか?

もしかして、派手なメイクをしないのはこれが理由?よく顔を見ると確かに女子100%な気はしない。体つきはほっそりしていて、程よく肉がついている。

そんな綺麗で、普通にパッとみたら何も思わず女子、と思ってしまう目の前の人は、次に口を開いた。


「僕、両生類なんだ」






は?両生類?



(次回に続く☆)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る