抱負

高峰一号店

第1話

2024年、元日

知らない人から年賀状が来ていた。

ただし、その人の隣に書かれている女性の名前には見覚えがある。

(旧姓〇〇)と書き添えられている。


今、この瞬間は6:4で寂しさが勝っているかもしれない。

でも、こうなった以上は、心を切り替えて、地道に生きていこうと思っている。





…一週間後…


困ったなあ、まだ、年賀状の返事こないなあ。

いたずらが過ぎたのかな?

旧姓〇〇

なんて書いたから、刺激が強すぎたのかな。

まさか、旦那のほうの名前を見て

「まったく心当たりのない男の名前だ」

なんて、思ってないよね?

いくら、政治に興味がないって言っても

現職の総理大臣の名前知らないなんてことないよね?


…完…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

抱負 高峰一号店 @takamine_itigouten

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ