共働きで中学受験ってね

おかん星人は共働きでヒトカゲを私立最難関中学へ導いた、いわゆる「変人」である。ブログでヒトカゲの塾には専業主婦が多いという主旨の書き込みをしたところ、数年前から共働き家庭も増えているという反論があった。

いや、そうでしょうよ。世間一般的に共働き家庭が増えているのだから、中学受験に挑戦する家庭も共働きが増えるでしょう。さらにいえば、共働き家庭の方が収入が安定しているのだから中学受験には向いているわな。

でもね、リザードの中学の保護者の共働き率の低いのなんのって。もちろん、おかん星人のように共働きの家庭も存在するのだが、比率としてフルタイムの共働きは1割くらいだと思える。

中学受験をする共働き家庭が増えているのに、リザードの学校の共働き率が低いのはなぜだ。少し考えてみた。

浅はかな結論かもしれないが、共働き家庭のお子様の多くは最難関は狙わない、共働きで最難関に合格するには共働き家庭はオーバーワークなのだ。

リザードの同級生に共働きの母から話を聞いたところ、「塾にいかせていたが、親は放置状態で本人が勝手に勉強をしていた。」「仕事をセーブして対応した。」という類の声が聞こえてきた。だよね。ですよね。

おかん星人もコロナに便乗かつ、当時の上司のパワハラ(これは別途記載する)の影響で仕事をする気が失せたので、ヒトカゲの受験に注力できたという背景がある。もちろん、ヒトカゲの努力があってのものだが、週末の模試のアテンド、先生との連絡や学習カリキュラムの管理、保護者のサポート業務は果てしない。最低限のサポートでやり抜くことができる、自立かつ自考できる小学生こそが共働き家庭において最難関校への切符を手中に収めることができるといえよう。

ちなみに、共働き環境で中学受験を経験した子供は、当然ながら中学入学後は親の手から離れるのも早い。親も子離れをして自身の人生に比重をおく良いタイミングであり、互いを尊重しあえる親子関係を築くことができる。かたや専業主婦の家庭は未だに母親が学校への提出物や宿題、旅行の荷造りなどの業務を担っている。母親はこれを生きがいだと思っているし、子供は誰かがやってくれると楽なので甘んじる。そのこと自体を否定するつもりは一切ないし、他所は他所うちはうちなのでご自由にという感じだが、世の中の中学受験家庭の方々へ参考にしてもらえる部分もあるのではないかと思い、書き記しておく。

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