2月入試始まったね、そして入学後の現実とは

東京、神奈川の中学受験が始まった。来年の今頃はアシマリの受験で血の気がよだっているのではないかと想像する。今年は平和に新6年生の準備をしているところである。リザードが中学に進学してから実感するのは、中学受験が終わっても課金競争は終わらないということ。というか、激化する。塾だけではなく家庭教師や個別指導塾を併用して大枚はたいて子供を中学にねじこんだところで、継続的に課金をしていかないと、大学どころか学校の授業についていけなくなる。これは課金をして子供を実力以上の学校にねじ込んだ場合にかなりの確率で当てはまるのではないかと思う。普通に塾一本で本人がやれることをやって入学した学校であれば、普通に学校の授業についていくことは可能だ。要注意すべきなのは、必要以上の課金をした場合、中学に進学した後も必要以上の課金をしないといけなくなるということ。それだけの財力と、本人の意志があれば中学生活もなんとか実りのあるものとなるのではないか。結局のところ「身の丈」というものは覚悟しておくべきなのだ。

2月入試会場の外で中高一貫校向けの塾が熱心にビラと文房具を配って宣伝をしている。これに便乗して中学入試終了直後から子供を塾へ通わせる保護者が一定数いる。まさに継続課金だ。それに従って塾に通う子供たちも見上げた根性だとおかん星人は少し呆れるが、他所は他所うちはうち。子育てに正解はない。結果は十数年後に判明するのだ。少なくとも8050問題に直面することのなきよう、子供を「大人」に育て上げたい。

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