どなたか健康な方はいらっしゃいませんか!?
現代人の3人に2人だかなんだかは、心の病を患っているだか、その予備軍だかに属するらしい。
つまり今となっては、「健康」と、言われている人々の方が「病気」とも言えるだろう。
「エロ同人書きたい。」
「エロ同人書きたい。」
今年は何とか梅雨が来そうだが、去年の梅雨と違い、今年の、というより、去年から早1年。もう1年。
やる事が…やる事が多すぎる!!!
おさかな教会はいつでも安心のクオリティを提供し続けることが肝要であり、ブランドであり、プライドである。
勉強好き云々もそうだが、同時に教会に行ける人間に負けてたまるかという、憎悪に似た闘争心が強い。
そのような向学心は大変に宜しくないのだが、そうとでも言い聞かせないと、体が動かない。
「野ばらー、ご飯食べにきた。」
最早実家よりもリラックスしている百合愛であるが、すぐに異変に気づいた。
「野ばら?」
野ばらの家は建付けが悪いため、ドアが開くと大きな音がする。野ばらは投薬による睡眠が浅い。そのため、起き上がれなくても返事はする。
返事が、なかった。
「野ばら?」
もう一度扉を開けて、野ばらの寝室に入る。クーラーは涼しい。野ばらの手が不自然にスマホに添えられている。
野ばらは体調を優先させるために、基本的にアラームをかけない。つまり、スマホのアラームを止めようとして手を伸ばすことはない。
「野ばら!!!」
助けを呼ぼうとしたのだ!!!
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