ライバル

 コレが出せるのは一流の証ですね。どうやって描けばいいのかわかりません。よく言われるのは、あしたのジョーにおける力石とか、北斗の拳におけるラオウとか、競合する敵で有りながら主人公を磨き上げてくれる強敵(とも)といえる存在ですね。

 すなわち、勝利条件がひとりしか獲得できないもので、それに対してつるむことなく両方が独立して距離感がありつつもお互いを認識意識して、ともに向かう存在というものです。 多分これは、スポーツとかコンテストとか、喧嘩最強とか人為の中にしか作ることが出来ないんじゃないかな。結局のところ評価する視点が作品内に必要で、それを必要としつつも読者には悟られずにかつ読者をその評価者の視点に誘導するといったとても高度な展開を必要とします。

 これをやろうとして失敗するとかなりみっともなくなるので中堅以上、少なくともプロになってからですかね〜。私は当分やれそうにありません。

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