脇役(ヒール、ライバル、ワキツレ)
ヒール
まず、わざわざこんな閑古鳥鳴いてるアカウントの創作論なんて読んでくださる方は相当なマニアだと思われますので、うちでの「ヒール」というと、「白く泡立つ琥珀色の液体で、キンキンに冷やして飲むと生き返る味がする美味なスーパーエリクサー」であることを知っていると思いますが、それはHEAL。今語ろうとしてるのは物語の上での悪役。英語で書くとHEEL。もちろんBEERでもないよ。
ヘイトを集めて自爆するやつですね。ざまぁされる側といいましょうか。魅力的な悪役は主役を引き立てるために絶対に必要な要素ですが……。矛盾のない悪役ってなかなか作れないですよね。これは自分の課題でもあるんですが。矛盾のない一本筋が通ってるキャラクターって突き詰めると悪役にならないんですよ。じゃあ、どうするかというと、悪役に限っては理不尽と矛盾を許容しないと作れませんね。
むかし、ヤクザ相手に面と向かっておちょくってやり逃げしてた大学の先輩がよく言ってたのが「大丈夫大丈夫、ヤツらも弾の値段(ガサ入れされたり、賠償させられたり、メンバーをおつとめに出さされたりのトータルコスト)わかってるからw」
といってましたが、それがわからないから彼らはヤクザやってるんでしょw
それがわかってるなら彼らはヤクザではなくて「実業家」といいます。本質的に同種の人種ですが、矛盾の無い悪役は悪役になりません。だから悪役はバカでなくては成立しないんです。
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