第6話

「あ、優じゃねぇか」


「・・・っ」


優はドキッとして、そしてとても辛そうな顔をする。


「何、ヒロ。なんのよう?」


「いやいや、見たから話しかけただけだよ」


ヒロはニヤニヤと笑っている。


「・・・ニヤつき顔キモいんだけど」


「そんな、酷いなぁ・・・そうだ、優こないだ、春とーーーをしたぜ。最高だったよ」


「・・・っ、」


「お前はまだだったよな。初頂きました!!しかも他の女セットで」


そして、後ろにヒロの彼女の一番目の秋と2番の冬がいる。


二人もニヤニヤとして、俺を哀れな顔をして見ている


優の表情は絶望に染まった顔をしていた

「優・・・私と一緒に学校をサボりましょう」


「・え」


そして夏は優の手を引っ張り走った。


「ちょっどこに行くんだよ!!これから授業だぞ」


ーー


そして、とっくに学校から出たのに、まだ優の手を引っぱている。


「どこに行くの??」


「決まってるじゃん。あっちは3人でもこっちは一人で濃くするんだから」


夏は迷いのない顔でそう答えた。

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