第2話 復讐相手の正体
「なっ!?何で!?」
左目のことは髪とコンタクトで隠してる。何故!?
正直その言葉を信じてもいいか分からない。でも、1%でもあるなら私は
骨董屋に着いて直ぐ、私はお爺さんが何者かを聞いた。
お爺さんの名前は
……確かにそんな情報をくれたんだ。多少は信じていいかも…。
「?……いや、一番大事なことを教えてもらってない。」
「家を襲った奴の正体は何なの?」
「え?」
つまり、つまりだ。私が買ったこのペンダントのせいで2人は死んだの?……そんなの私が殺したようなものだ…。
……どういうこと……?
「イザナミを?」
そのままもう少し詳しく教えてもらって、最後に紹介したい人がいると言われ竜次さんの家で待っているとインターホンがなった。
竜次さんがドアを開けるとそこにいたのは
「…小学生…?」
そこにいたのは白衣を着た130cmくらいの小さい女の子。
歳上!?
「……異能持ち専門の医者?普通の医者じゃ駄目なんですか?」
竜次さんがそう言って莉音さんを煽ると、莉音さんはハムスターのように頬を膨らまして「出来るに決まってるだろ!」と言い、私の方を向いた。
「……人間では……ない…?」
「…成る程……。」
「……」
人間ではない、ということにショックはそこまでなかった。別に悲しくないとかそういうわけではないけど、元々、人間でいるということに執着はなかったから。それに姿も殆ど変わってないから実感も湧かないし。
「そうだ、莉音さんも何かの異能持ち、何ですか?」
莉音さんがそう言うと。竜次さんは部屋から出ていった。扉が閉まったことを確認すると、莉音さんは服を脱ぎ始めた。
「!?!?」
「ちょっ!何で服脱いで…!」
莉音さんは鎖骨の辺りに指を指すと、そこには私達と同じ様に文字が書かれていた。莉音さんには『癒』の字があった。直ぐに莉音さんは恥ずかしそうにしながらボタンをとめた。
「人魚って、半分が人間で半分が魚のあの?」
「…?」
「え?」
「私は……多分ですけど、きさらぎ駅…です?」
「えっと、都市伝説の1つで」
「あっ、左目です」
コンタクトは家に着いた時にとってたから髪を上げて、左目を莉音さんに見せた。
ガチャッと音がなった方向を見てみると竜次さんが時計を指差しながら莉音さんに言った。
私も時計を見てみるともう24時を越えていた。
「えっと………鬼咲…夜鈴です!」
「えっ?」
莉音さんは名前を聞いて直ぐ私に何かを投げてきた。錠剤?
「これは……?」
血を………?少し飲むのに抵抗が出そうだけど……。薬の説明を少しされた後、莉音さんはそのまま帰っていった。
「……?はい」
………あ!月曜から高校だ!忘れてた!今日土曜だけど……。高校の準備……もしかしてだけど…燃えてる?
「え!?」
竜次さんが持っていたのは…高校の鞄や制服等、元々家に置いていた物だった。
「誰が……?」
届けてくれた人が誰か分からないまま次の日になった。
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