第2話 相談窓口


 そのスーパーのレジは、五台ぐらいあったかな。

 最悪なことに、サービス・カウンターから一番離れたレジだから、このオバハン(もう、オバハンでいいかい^^; 思い出したら、イライラしてきたよw)、大きな声で叫ぶ叫ぶ。

 そのせいで、こっちは、お客さんたちの注目を浴びる浴びる。

 しかも、サービス・カウンターの従業員が席を外していたため、なかなかやって来ない。

 その間に、うろたえまくったオバハンは、「すいませーん、すいませーん、〇番レジお願いしまーす」と叫び続ける。

 ……もう地獄。

 「いやいや、ちょっとレシートと商品の確認しろよ。

 そもそも、鳴ってるのはこっち(1番)で、おれらが支払ったのはあっち(2番)やろ」

 そう説明しても「いや、困ります。困ります。そこで待っててください。すみませーーん」と、壊れたように叫び続けてくれる。


 そして、ようやく、サービス・カウンターに詰める女性従業員が登場。

 「レジの人が止めるけど、おれたちが支払ったのは2番。

 ほら、レシートと商品を確認してよ。

 鳴ってるのは1番だろ」

 こっちもイライラしながら言うと、その女性従業員は、レシート商品を幾つかチェックし、「はい。大丈夫です」で、おれたちを残して、レジ内へ移動。


 まあね、オバハンに替わって電子音止めなきゃなんないんだろうけど、あんたも「申し訳ありません」の一言も無しかい! なにが大丈夫なんだよ。こっちは全然、大丈夫じゃないっーの。

 昔だったら、切れて怒鳴っていたと思うけど、最近は、無断撮影してネットにアップする人とかがいて恐ろしいじゃないですか。

 「万引き犯、切れる」とか、テキトーなタイトルでアップでもされたら、人生が終わるから。

 イライラしながら、商品を詰めてエレベーターへ。

 同乗した、見知らずの年配女性に「災難でしたね」と、慰められましたよ。


 で、帰宅したんですが、そもそも、あれは一体何が起こっていたんだ、と。

 それに、レジ係、サービス・カウンターの態度、対応はいかがなものか、なぜ立ち去ろうとしたら「困ります。待ってください」と、犯人扱いで止められなきゃならんのだと怒りが収まらず、ネットで、そのスーパーの相談窓口を検索しました。

この日は、もう遅かったので、翌日、苦情電話を入れました。

 これクレームだけど、クレーマーじゃないよね。


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