時を隔てた、その年その年の元旦のワンシーンを、宝くじを軸に切り取った、とても素敵な連作でした。当選番号を調べているその背後で、さりげなく語られる家族構成の変化で、否応なく時の流れを感じさせられたり、とか。他のお話も、「日常の欠片」を切り取った小説で、とても私の好きなタイプの小説で、興味深く読ませていただいていました。
作者からの返信
@sakamonoさん
いつもありがとうございます。
最初にシーンを考えた時は1作目のものだったのですが、書きながら「この家族、ずっとこの行事やってるよなあ」と考えたので、少し広げてみたのです。
このシリーズはあまり物語性はなく、シーンを切り取るように考えているので読んでいただく方が面白いと感じるかどうかがよく分からなかったのですが、好きなタイプといっていただけると自信が持てます。
ゆるゆる続けていきますので、またお立ち寄りください。
日常が積み重なって、気がつけば自分の中で「特別」になっている。
とても素敵な三部作だと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一作目を書いている途中で、この夫婦は多分ずっとこういう正月を過ごしているんだろうな、と思って連作にしてみたのです。お言葉ありがたいです。