第7話 悪あがきかもな?

「零式菩薩改は、人間である! ゆえに生きる為の活動が必要である!」


 零式さんは、急に声高らかに発言をした。生活をする為の現金を得る必要が有った零式さんは、仕事をする為にエンターテインメントの道をほぼ止める状態にしたんだとか。確かに芸能活動なんて、確実に収入を得る者になるのは、ほとんどの人達が無理であろう。バイトしながらとかは、予定調整が難しいのが現状だ。芸能活動中止したのも分かる。

 しかし、それでも零式さんは、堕天使の魔術執行を防ぎたく、努力をしたようだ。


「零式さんは、どのような努力をしたのですか?」


「そうだなぁ。努力と言うと大げさだったかな……。堕天使からすれば、悪あがきかもな? 取り敢えずは、自動車の運転をするのを止めている。自動車は、危険だと感じたからだ。魔界ルートに入り事故や地獄変的に車が炎に包まれたり、最悪は、運転中に敵から? ミサイルが連射されて、警報発令で渋滞になり、避難出来ないかもしれない。それらの魔時空執行を僕がならないようにする為だ。他の人々は、各々で気を付けてとしか言いようがない……。まぁ、ミサイルの件は死の灰が降り注ぐと駄目なので、昔に防衛なども書いた論文を政権与党に出したこともある。小型空母や垂直離着陸機の研究開発して欲しいと希望も言った事もあったなぁ。昔は、堕天使の目標する死の灰の運命とは核兵器の攻撃だけだと考えていたのでね。勿論、堕天使とか魔王とかは、書いてないけど。総理大臣のあの神社参拝で隣国とめるのは駄目と言ったのは余計だったかな……」


「神社参拝の件? ああ、夏の恒例で問題になるのがありましたね……。死の灰は、そうですよね。まさか地震も懸念けねん材料になるとは……」


 零式さんは、現実的に防衛力でも堕天使まおうから国や人々を救いたいと思っていたんだな。それでも隣国と揉めない考えを持っている。決して、他国と揉めて戦争したいとなど思っていない事が感じられる。平和を願っているのだろう。僕がそうであるように!

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