第6話障がい者である事を
僕は、カクヨムにも書いているし、家族があるので、精神障がい者である事を知られている。
しかし、妻は会社の人に、母はパート先で障がい者である事を隠している。
何故なら、旦那さんは息子さんは何の仕事をされているのですか?と、聞かれたら福祉作業所で働いているとは、口が裂けても言えないそうだ。
今年に入ってから、1日しか働けない。
体調が悪いのだ。
12月に無理して働き過ぎた。一生懸命頑張っているが、家族は僕の姿を隠す。
僕もこのままでいけないと10年以上思っている。
明日から、大学病院での肥満治療が始まるが、その前に水中毒の可能性が高い。
障がい者になると、職も無ければ、健康を保つ事さえ出来ない。
イジメに遭わなければ、僕の人生は変わっていた。
だが、それは過去。
これから、どうするか?が一番の問題だろう。
先月までは、転職活動をしていたが、今はこの体調不良をどうにかしなくてはいけない。
寝ても寝ても疲れが取れず、毎日がダルい。
僕は、仕事をやらされてる感を持っていたが、こんな僕に働く場所を提供してくれた、作業所に感謝しなくてはいけない。
僕は、もう夢を見る事は諦めた。
地道に頑張るしか無い。
履歴書を汚してしまった。重責解雇になった事は無いので、仕事はあると思うが今は治療に専念する。
僕は、最近になって障がい者であることの悲しさを理解した。
笑われ、馬鹿にされ、避けられる。
使えるだけの社会資源は利用した。
僕はこれからも、きっと悩み続けるのだろう。
生意気ボイス 羽弦トリス @September-0919
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