第2話イジメ
僕は23歳で入社して、29歳で病気になるまでずっと会社でイジメられていた。
朝の6時半に出勤して、毎日、何時に帰れるか分からないので、お泊りセットをロッカーに入れていた。
会社には、洗濯機があり、シャワー室があり、ベッドがあった。
夕方、いきなり夜勤と言われる事も日常だった。
先輩は、九州の田舎モンである事を馬鹿にして、殴ったり、言葉の暴力を振るった。
上司は、どんだけ仕事しても、
「お前は、動きが悪い」
「生意気だ!」
「使えないから、アゴで使う」
「お前が一番仕事が出来ない」
「お前は駒だ!」
と、言う。
また、女性事務員は僕の給料をピンハネしていた。
何度書いても、こいつ等に病気にされたのを悔やむ。
仲間はいなかった。
いつも、1人だった。朝イチ仕事を始めて、みんなが帰る頃に、夜勤の書類をまとめて再び現場に向かう僕の姿を見て、
「かわいそうに見える」
と、言ったヤツがいるが、ソイツは夜勤はしない!と、言い張ったのでその尻拭いを僕がしていた。
残業手当はいつもトップクラスだった。給料の額を知っている先輩は、みんなにビールを奢れ!と、言ってみんなが中華料理屋でビールを飲んだ。4万円支払った。
ミスは2ヶ月間も説教を続けるバカもいた。
だいたい、貿易会社で英語が読めない、書けない、話せないで良く仕事が出来たもんだ。
当時はバリバリに使えたが、病気になって記憶から飛んだ。
今、まとめて書いたが、一人一人どんなイジメを僕にしたのか?吊るし上げたい。
良く7年近く我慢したと思う。でも、そのたった7年で僕の人生は狂った。イジメは絶対にいけない。恨みしか残さない。
夜勤を断っていたヤツと久しぶりに飲んだ。
係長になっていた。
羨ましくと何とも無い。
だが、お前が係長になれたのは僕が代わりに夜勤をして、お前のストレスが溜まらないようにしてやったからだと、言いたい。
僕はとっくに狂っているが、お前らも狂っていることを自覚して欲しいがそれは無理なんだろうな。
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