第7話

彼女は魔物だ。

俺は、彼女をテイムすることが出来る。

まあ、俺の能力は特殊なので、適応できるかはわからないけど。

正直言うと、彼女の今のレベルだと襲われたときは死だ。

素早さでなんとかなるかも知れないが、さっき遭遇したドラゴンみたいに危険生物と合うかも知れない。

でも、これは俺の考えすぎたことだから、本人に聞かないと。

その前に、さっきテイムしたドラゴンのステータスを見てみよう。





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?????Lv100[!]

属性:火

種族:ドラゴン


HP(体力):100000/100000

MP(魔力):50030/78000

DF(防御):89100

ATK(攻撃):120000

MDF(耐魔):5000

SPD(速さ):500

LCK(運):-2

KL(知識):10



称号1:龍の王

>過酷な状況下で生き抜いた証。レベル上限の開放が可能になる。

>テイムされている場合、所有者の魔力が+10000


称号2:???

>⚠特定の職業以外閲覧不可


装備:なし

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脳筋だ。

ぶっ壊れステータスだ。

あと、何故か称号2が見れなかったり、名前が?????なのも不思議だ。

でも、いずれわかるだろう。そう信じたい。

とまあ、そんなことはさておき。ミラに聞いてみることにする。

「ねえ、ミラ―」

「私をテイムしてください!」

「え?」

「私をテイムしてください!」

「本気で言ってる?」

「はい!」

「村には行かないの?」

「実は、それ嘘です。さっき、村の人達にひどい仕打ちを受けて村を抜け出したばっかりで。家出みたいなものです」

「まじか...」

「だけど、この先さっきのドラゴンみたいに強い魔物に遭遇するかも知れません。なので、テイムしてほしいんです!」

「俺も、テイムしようかと聞くところだったんだ。だけど、俺の職業は少し特殊でさ。うまくテイム出来るかわからないんだ。」

「それなら、私が持ってる"契約の首輪"を使いますか?」

「なにそれ」

「もしテイムできなかったら、強制テイムしてください。いわば奴隷みたいなものです。」

「奴隷って聞くとなんか嫌な感じがするなぁ...」

「大丈夫です、テイムと対して変わりませんから!」

「分かった。」


試しに俺は、普通の首輪を投げてみる。


"テイムに失敗しました"


何十回やっても無理だった。

なので、仕方なく契約の首輪を使うことにした。


"ミラとの契約が完了しました"


俺は、ミラのステータスを見てみる。




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ミラLv8(契約済み)

属性:光

種族:猫耳族


HP(体力):300/300

MP(魔力):120/120

DF(防御):90

ATK(攻撃):200

MDF(耐魔):1000

SPD(速さ):4000

LCK(運):210

KL(知識):990



称号1:猫耳族

>猫耳が特徴の非敵対魔物。仲間全員の速さを+1000


装備:猫耳族の服(耐魔+700)、契約の証

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ちゃんとできたようだ。

これでミラも仲間になったことだし、町へ向かおう。

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