第3話
俺は、タピワ町のギルドへと向かった。
「本日は、どのようなご用件でしょうか?」
「身分証を作成したいんですけど...」
「あ、ギルドカードですね。かしこまりました。」
数分後。
「こちらが、ギルドカードになります。素材の売却や、ダンジョンなどの特別な許可が必要な場所へ入るために必要となります。そして、冒険者ランクというシステムもございます。説明いたしましょうか?」
なんか、よくありそうな展開になってきたぞ。
俺は、詳しく話を聞くことにした。
この世界には、冒険者ランクというものがあるらしい。
D、C、B、A、Sの5つがあって、Sランクは数人しかいないそうだ。
ま、目指すわけないけど。てか、テイマーが目指せるわけないけど。
俺は、Dランクらしい。当たり前だけど。
必要なクエストを満たしてから、ギルドに行けばランクが更新されるらしい。
つまり、ランクを更新するときにはギルドに来いってことだな。
そうして俺は、ギルドから出た。
それと、今から腹が減ったから何か食べようと思ったのだが。
金が無い。
あの女神が、何の準備も用意せず俺をいきなり異世界に飛ばしたから、所持金は0だ。
ギルドカードを作ったところだし、集めたミネライトとかを売ろうかな。
俺は、近くにあった買取屋に行った。
「ふむふむ。このミネライトは天然ものですな。しかも、質もいい。一つ5銀貨でどうかね?」
「すみません、あまりお金のことに詳しくなくて。教えてくれませんか?」
「いいだろう。この世界の経済はすべて硬貨で成り立っている。
銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚。それと、金貨1000枚で聖貨1枚と交換できる。ただ、聖貨はお金として使えず、武器の強化とかに使われる。つまり、貴重な素材ってことだ。」
なるほど。
とりあえず、覚えておけばいいのは3つだな。聖貨とかは、名前からして高価だし、俺には一生手に入らないだろう。
で、本題に戻そう。
俺が出したミネライトは、50個。
つまり、2金貨と50銀貨で交換できるってことだ。
相当高価なんだな。
「まいどあり」
俺は、2金貨と50銀貨を手にして店を出た。
さ、いまから飯を食うとするか。
ギルドの人に聞いたのだが、タピワ町は露店が有名らしい。
俺は、露店でいろいろ食べ歩きをした。
特に、ビーフピッグとかいう牛か豚かよくわからない魔物の肉がとんでもなく旨かった。
また食べたい。ていうか、今食べたい。
そのあと、宿で泊まって一日を終えた。
ちなみに、食事付きで一日1銀貨だった。
これでも、高いほうらしい。
次の朝、タピワ町は昨日と変わって騒がしかった。
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現在の雄一のステータス
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名前:ユウイチ
職業:見習いテイマーLv3
ランク:D
所持金:247000G
>金貨2枚(200000G)、銀貨47枚(47000G)
HP(体力):200/200
MP(魔力):35/50
DF(防御):60
ATK(攻撃):155
MDF(耐魔):30(+3000)
SPD(速さ):10
LCK(運):30
KL(知識):50
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■■■:1
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固有スキル1:女神からの祝福
>情け程度で女神が与えたスキル。通常の1.5倍の経験値がもらえる。
固有スキル2:■■■テイム
>⚠情報が読み込めません。
装備:普通のパジャマ(上)(耐魔+15、防御+15)、普通のパジャマ(下)(耐魔+15、防御+15)、普通のメガネ(知識+50)、ミネライトの指輪(防御+30、運+20)、ミネライトの槍(攻撃+150)
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