第3話

〜高校受験パート1だってさ〜

へっぽ子にとって高校生まで自分のその後の人生の大きな糧になるぐらいまで頑張れたことって高校受験までなかったんです。当時のへっぽ子はどんなに勉強してもまだまだ頑張り切れていないとなんだか歯がゆい思いをしていましたが大学生になったへっぽ子から言わせてもらえば高校生の頃のへっぽ子は死ぬほど頑張っていて真剣に自分と向き合っていました。そんなへっぽ子受験奮闘記を読者の皆様と一緒に振り返っていきたいです。


高校1年生。へっぽ子は県内の中の自称進学校に通っていました。就職を選ぶ人は少なくエスカレーター式の大学があるため受験する人も他の高校に比べて少なかったと思います。しかし、へっぽ子は受験をすることを高校1年生の時には既に決めていました。なぜなら野望があったから。

それは、


東京へ上京すること!!!


理由は漫画や本、映画が大好きだったから。

自分が将来何をしたいのかを考えた時、へっぽ子の人生でさまざまな創作作品が常に寄り添ってくれていたことに気がつきました。人として大切なこと、色々な生きざま、憧れ、勇気、感動、へっぽ子はたくさんのことを創作作品から与えられてきました。そして今度はへっぽ子が誰かに与えられたものを同じように返していきたいと思いました。これを実践するには何にしても日本の中心、エンタメで溢れかえっている東京へ行って損はない!!そう考えて東京へ行く、それがへっぽ子が小学生以来初めて掲げた大きな大きな夢でした。


夢には困難は付きものです。私にとってのその困難はシンプルに学力が足りないでした。特に数学と英語は目を当てられないほどひどくて定期試験でも補修によく引っかかっていました。へっぽ子は筋金入りの数学嫌いで小学校は数学のテストで何度も0点をとっていたレベルで今でも数字は苦手です。


そんなへっぽ子を見かねて母が塾へ行かせてくれました。へっぽ子の東京行きには猛反対の母で高校生の頃は少し鬱陶しく感じたこともあったけれど思い返してみれば塾に生かしてくれている時点で本当はへっぽ子の夢を応援してくれていたのかもしれないと思うと心が温かくなります。


高校1年生なへっぽ子は夢を立てたばかりな事もり勉強はすでに他の子と比べてもかなりやっていて模試で全国平均を上回る経験わしたことのなかったへっぽ子が高校1年生最後の模試では初めて全教科上回る結果に!!!


毎日公民館へ学校が終わってから晩御飯まで勉強していました。あの頃のへっぽ子は人生で初めて努力をして楽しかったのを覚えています。努力の楽しさを知れたのは高校1年生のへっぽ子のおかげです。





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