第6話

進撃のWコウジ6


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「せいやさん、東野さんね、プーチンとジャンケンで争ったんですよ。」


「ジャンケンはあかんやろ!?」


「ジャンケンで東野さんが勝ったらプーチンは戦争やめる。プーチンが勝ったら東野さんは永久凍土の奥の方に埋められるんです。」


「怖過ぎるやろ!あかん!」


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「でね?ここ驚くんですけどね、東野さん負けるんですよ。」


「嘘やろ!?東野さん生きてるやん!何でや!永久凍土の奥の方から蘇ったんか!?」


「そうかも知れません。」


「言葉を濁すな!そこ一番はしょったらあかんとこや!」


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「永久凍土の奥の方はね、肉が腐らないんですよ。」


「想像してまうやろ!俺の頭の中で永久凍土の奥の方でカチコチのフレッシュな東野さんが焼き付いてもうてるわ!」


「創造性豊かな発想力!」


「やめろや!誉め殺しはやめろや!照れるわ!」


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「東野さんは結局どうなったんや?」


「まあまあ、ここで私が作った渾身のボカロ曲を流させて頂きますけどね。」


「何でやねん!一番聞きたい所やろ!」


「物事には順序がありますからね。」


「物事の順序を何もかも間違い続けてるのはお前や!お前は何一つ正しくない!」


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「せいやさん、何でもかんでも他人が教えてくれると思って甘えすぎではありませんか?」


「いつものアレを使わずに丁寧に俺を否定するな!しかも根本的に論理が破綻しとる!お前は自分のボカロ曲流したいだけやんか!」


「人生にボカロ曲より重要なことってあるんですかね?」


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「俺も別にボカロ曲を否定してへん!ボカロ曲は素晴らしい文化や!日本が誇る世界一の文化や!初音ミクは人類が生み出した最高の発明だと俺は常日頃から思い続けてる!毎年3月9日は一年で最高の日なんや!」


「せいやさん、白々しいですよ?」


「何でやねん!」


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「お前はどうして俺を揺さぶり続けるんや!俺の人格を崩壊させるのが目的なんか!?俺は毎日毎日粗品に軽妙に揶揄されて、既に精神的にギリギリなんや!粗品はそら、R-1も優勝しとるし、お笑い以外の才能がある。だけど俺には持ち前の記憶力と形態模写能力しかないねん!」


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「でも、せいやさんって、好きな映画とか完全に端から端まで丁寧に覚えてますよね。あれどうやってるんですか?」


「そんなん、好きだからや!」


「えっ!?」


「好きやから覚えてまうんや!ワンピースを悪く言うな!ええ加減にせえ!」


「サヴァンアピール!」


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「サヴァンアピールはギリギリアウトや。というか余裕でアウトや。収録無理や。お前はもっと放送コードを勉強せいや。なんでもかんでも面白おかしく言えばええってもんちゃうぞ、コラ!」


「弱者目線からの逆マウント!」


「死にたいようやな。」


「刃物はあきません。」


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「せいやさんの刃物オチが炸裂したところで、東野さんの話題に移りますが。」


「永久凍土からどうやって蘇ったん?」


「え?永久凍土に入れられてる訳ないやん。死んだら終わりやろ。自分漫画読み過ぎやで。」


「粗品ァーーーーー!!」

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