第4話

進撃のWコウジ4


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「ヒガシノリ!どうしたんや!ガキ使の七変化に出るんか!?」


「今田さん、僕ね、戦争を止めに行くんですよ。」


「ヒガシノリ!思い直せ!それだけは認められん!」


「もしも死んだら白い悪魔は赤い悪魔より弱かったというだけです。」


「ワシも行くで!死ぬ時は一緒や!」


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「運良く核ミサイルボタン統制室まで来れたな!ヒガシノリ!」


「フルマラソンの時に膝が痛くなった時よりずっと楽ですわ。」


「ヒガシノリ!本丸やで!」


「今田さん、もしもの時は俺を置いて行って下さい。」


「何を言うとんねん!」


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「俺が死んだら、娘と嫁のことは今田兄さんに任せたいんです。」


「何やねん!兄さんて!兄さんて!」


「正直、先輩を兄さんと呼ぶのは初めてです。」


「俺がヒガシノリの兄さん童貞奪ってもうたやないか!死ぬな!ヒガシノリ!」


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「お前が死んだら吉本興業はどうしたらええんや!お前のキラーパス無しで場が回るとでも思っとるんか!正直に言うと俺はヒガシノリにはずっとコンプレックスを持っとんたんや!お前のように、ただひたすら、身の前のお客さんを笑かす、その事だけに心を砕きたかったんや!」


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「兄さん、大丈夫です。今の吉本には霜降り明星がいます。」


「あかん!粗品とせいやにはまだ荷が重過ぎる!アイツらはお笑い直撃世代ネイティブの独特の感性を持っとる!だがな、ヒガシノリ、アイツらになくてヒガシノリにはあるものがあるんや!」


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「兄さんは俺を買い被りすぎです。」


「ちゃうで!吉本興業の歴史は舞台の目の前のお客さんを笑かす歴史なんや!如何に粗品がインターネットを極めても、決してたどり着けない境地があるんや!死ぬな!ヒガシノリ!」


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「兄さん、サッカーウクライナ代表が予選を突破したみたいですよ。」


「ヒガシノリ!何を言うてるんや!会話が噛み合ってへんぞ!」


「粗品には新しい吉本の笑いを作り出せるポテンシャルがあります。粗品がベテランになる頃には吉本興業は世界一の会社になってますよ。」


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「ヒガシノリ!ちゃうんや!嘘やったんや!吉本なんてどうでもええんや!ヒガシノリが死んだら俺はどうすればええんや!?ヒガシノリに死んでほしくないんや!死なんでくれ!ヒガシノリ!俺はヒガシノリと一緒にいつまでも笑い合っていたかっただけなんや!」


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「兄さん、結婚してみたらいいと思いますよ。」


「ヒガシノリ!何を言うてるんや!」


「遺言ですよ。」


「ヒガシノリ!待ってくれ!寂しいんや!1人にしないでくれ!俺はヒガシノリの事を親友だと思ってたんや!頼む!ヒガシノリ!」


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「ヘイ!ユー、ジャップ!ドゥー、ユー、スピーク、ラシェン!?」


「何言うてるか分からんけど、これだけは言っとくわ。」


「ワット!?」


「俺が吉本興業所属、東野幸治や。」


「ストーッッップ!」

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