第3話

進撃のWコウジ3


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「カモンファンキーリップス完全復活ー!!」


「今田さん、私から説明させて頂きます。カモンファンキーリップスは文化放送をキーステーションに、NRN系列で放送した深夜ラジオ番組です。後番組『LIPS PARTY http://21.jp』にリニューアルして終了しました。」


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「何かネットに勝手にアップロードされてる音源があるらしいな。」


「ありがたい事です。」


「ヒガシノリは最近ラジオやってるけどどうなん?」


「やっぱり私はラジオが一番水が合うのかも知れません。」


「NGワード言いたがりすぎや。」


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「いくら取り繕っても昔から俺らを追いかけてるコアなファンの目は誤魔化せんでヒガシノリ!お前最近コメンテーターも板についてきて、自分の欠落した部分に目を瞑ってるんちゃうか!?」


「今田さんにだけは勝てませんね。」


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「ラジオでなら何言ってもええんやで?みんなも最近牙を抜かれた白い悪魔が、その、禍々しい調べを、解き放つのを、心待ちにしとんねや!」


「radikoをご存知ではないようで。」


「radiko!?あのネットで聞けるやつかいな!?」


「逃げ場はありません。」


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「岡村の炎上も風化しとるんやし、誰も俺らのラジオなんて聞いとらんやろ!」


「失言が炎上を産むのではありません。炎上が失言を欲してるのです。」


「どうしたんやヒガシノリ!キレキレやないか!牙が抜かれてなかったんじゃなく、研ぎ澄ましてたんか!」


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「白い悪魔だって成長するんです。」


「人格を向上させてきたのかと思いきや、更なるお笑いを模索してたんやな!さすがヒガシノリや!」


「転んでもただでは起きませんよ?」


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「リニューアルされた白い悪魔はどんな毒を吐くんや!?今からワクワクしてくるで!」


「ふふふ。毒を吐くなんて子供騙しですよ。」


「この男、底が知れんで!」


「ふふふ、夜はまだ始まったばかりですよ?」


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「突き詰めた結果、毒以上のものを吐けるように進化したんやな!」


「たとえば、今田さんに対して私がしかめっ面をしたり、鼻をつまんだりしたらどうです?」


「え?臭いんかな?って、何か嫌ぁな気持ちになるな。」


「それですよ。」


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「もはやヒガシノリには言語すら不要と言うわけなんやな。」


「ふふふ、さすがの白い悪魔もこの領域に達するのには随分苦労しましたよ。」


「絶対に炎上せずに人をディスるために言葉を絶ったんやな!」


「究極のラジオ芸が完成しました。」


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「そろそろお時間です!では最後にヒガシノリ!最高のギャグを頼むで!」


「…。」


 「えげつなぁ…!それ絶対V回したらあかんやつや!」


「2人でこのポーズで記念撮影しましょう。」


「おっしゃー!!」


 スタッフ「ハイチーズ!」


「…。」

「…。」

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