第6話、眠る母
~1~
そして、一週間の謹慎期間がようやく
他の隊員達がアサヒを見て
それが余計に、アサヒの緊張を強めている
だったら、僕がやるべき事は
そっと、アサヒの手を
どうやら、
けど、
「
その言葉に、隊員達はにわかにざわついた。どうやら、僕の
話が
そんな事を、口々に
「……どうして、イブキがアサヒを
隊員達の中から、そんな疑問の
それは違う。
僕とアサヒは決して無関係ではない。いや、あの一件自体決して無関係だと言い切る事が出来ないだろう。僕は、あの一件に確かに
それに、僕自身決して
だからこそ、
「それは
「……………………」
それに、と僕は
別に、僕はアサヒを個人的な理由だけで
けど、もちろんそれだけではない。
それだけで、彼女を救った訳ではない。
「アサヒは、僕達にとって掛け替えのない
「……………………」
僕の言葉に、他の隊員達が全員黙り込む。どうやら、
それも、理解出来ている。だからこそ、此処から
そう思い、僕はアサヒの背中をそっと
その姿に、僅かに
「今回、私が起こした
そう言って、アサヒは皆に向かって深々と頭を
それに対し、今度はアリカ教官が皆の前に
「
「い、イエスマムっ‼」
教官の言葉に、隊員達は慌てたように一斉に
僕は
こうして、アサヒと僕は無事訓練に
・・・ ・・・ ・・・
その日の訓練は、いつも通り演習場のランニングから
だけど、それでも僕とアサヒは
やはり、こういう訓練は
そして、いつも通りランニングの後の
今日の訓練は隊員同士の軽い
そんなあからさまな皆の
それでも、誰もアサヒに近寄ろうとはしない。むしろ、意図的に
どうやら、
アサヒが
でも、自分がアサヒのペアになるという
ギンガには何か別の
そうは思うけれど、やはりアサヒを
そっと、僕は
「アサヒ、一緒に
「……え?」
「ほら、僕も丁度ペアが
「…………っ」
思わずと言った様子で、アサヒは頬を
何だろう?アサヒのそんな態度に僕まで
そして、僕とアサヒは二人でペアを組み、組手を
~2~
そうして、今日の訓練は
僕とアサヒに気付いた教官は、
「どうした、部屋に
「いえ、これから少し
「外出許可だって?それは
僕の言葉に、教官は僅かに首を
「外出とはどんな
「まあ、そんなに大した
「ふむ、誰かのお
「はい、そんな所です。まあ、僕の母親の
そう言うと、リーダーと教官は互いに
実際は、もっと
恐らく、二人の間では
やがて、二人は僕達に再度向き直った。
「一つ聞かせて貰いたい。イブキ、お前は
「……………………」
リーダーの言葉に、アサヒは僅かに顔を
そんなアサヒの手を、僕はそっと
「僕が、アサヒに一緒に
「ほう、それは何故だ?流石に大した
「はい、分かっています。ただ、僕がアサヒに見せたいものがありまして」
「見せたいもの?」
「はい、それは流石に
「……………………」
しばらく、僕とリーダーは真っ直ぐと
けど、
そんな僕に、リーダーと教官の二人はそっと
「分かった。では、そのように許可を
「条件、ですか?」
アリカ教官の言葉に、僕とアサヒは
どうやら、
「別に、大した事は言わない。それに、
「「はいっ‼」」
「ああ、今からランニングしつつあの
「は、はい!ありがとうございますっ‼」
「あ、ありがとうございますっ‼」
そうして、僕とアサヒは二人揃って久しぶりの
・・・ ・・・ ・・・
病院へ向かう
「イブキの行きたい場所って、
「うん?」
「ほら、私に一緒に
「ああ、うん……」
僕は、適当に
というより、僕が言い出した事だ。しっかりと
少し、
そんな僕に、更に呆れたような
……あ、
「…………はぁっ、まあ良いよ。ところで、私に
「……うん、アサヒだからこそ
「……?うん、分かったよ」
そう言って、アサヒと僕はそのまま病院へ
もちろん、向かっている病院は神奈川県神奈川区にある県立総合病院だ。アサヒは僕の意図を上手く
まあ、別に良いんだけど。それも意図して僕は
そして、僕達はそのまま
~3~
そして、病院に着いたのはもう日が
もう、病院の玄関口は
「義母さん?どうして
「そりゃ私の
「いや、それはそうだけど……」
「
「あ、そうだったんですか……」
どうりで。そう、僕は思わず
どうやら、アリカ教官から既に
少しばかり、
アサヒはそんな僕達を見て、少し
「初めまして、
「あ、はい。えっと、私が花咲アサヒです。えっと、イブキ君からは
「ふふっ、アサヒちゃんの事をとても
「…………っ‼そう、ですか」
アサヒが顔を真っ赤に染め、
いや、そんなにうらみがましい目で僕を
そんな僕達を見て、義母さんはとても
何で?え、今の
あ、ごめんなさい。こっそり僕の腕を
いや、本当にごめんなさい。
そんな僕を、いや、僕達の事を義母さんはくすくすととても微笑ましそうな表情で笑って見ていた。え、何で?どうしてそんな微笑ましそうなんですか?
ううむ、分からない。
「まあ、その話は
「はい、ありがとうございます」
「あ、は、はいっ‼」
そうして、僕とアサヒは義母さんに連れられてある
その病室とは、言うまでもなく僕の母さんの居る病室だった。
・・・ ・・・ ・・・
市立総合病院、東病棟。203号室。病室に
腕には相変わらず、
それでも、母さんは
「これ、は……っ?」
「僕の母さんだ。以前よりもずっとやつれてしまっているな。このまま目を
「っ‼」
「あの
「…………そう、」
「もし、僕に
あの日以来、ずっと母さんは
そうだ、母さんは
……けど、そんな方法を僕は許せない。断じて認める事が出来ない。僕は、きっと甘い性格をしているのだろう。優しいのではなく、甘いんだ。
ああ、分かっている。本当はもう、分かっている筈なんだ。
きっと、母さんはもう
決まっている。今度こそ、母さんは自ら
答えは決まっている。もちろん
僕は人が思うよりずっと
だからこそ、僕はこうして力を手に入れた。
けど、それでもどうだろうか?僕は果たして強くなれたのだろうか?
それもやはり、決まっている。答えはもちろん
僕は弱い。人が思っているよりもずっとずっと、弱いんだ。きっと、僕は家族愛に依存し過ぎている。家族愛に
あの頃、弟を
ああ、きっとだからなんだろう。アサヒを
なんて
ああ、だからこそきっと。僕はアサヒを
本当に、僕って奴は……
けど、どうやらアサヒはそんな僕の
「……そう、イブキが見せたかったのはこういう意図だったんだね?」
「……………………」
「イブキは、自分の弱さを
「…………ああ、そうだよ」
僕は、ただ力なく笑って首を
けど、そんな僕をアサヒは決して
むしろ、とても優しい表情で。とても悲しそうな表情で笑った。
「
「……………………」
そう言って、アサヒは僕と真っ直ぐ向き合った。その
そんな僕に、アサヒは
そっとアサヒは僕の手を
「罵倒なんてしない。私はイブキの事が
「……………………」
「だからこそ、今度は私の番だ。私だって、イブキの事を決して一人になんてさせてあげないから。
「…………ああ、ありがとう」
思わず、僕も苦笑を
それに、アサヒから
本当に、僕は
全く、
~4~
「……えっと、もう
「っ⁉」
「っ‼」
僕とアサヒは
って、あれ?僕達ってそんな、思わず自分たちだけの空気を作り上げてしまう程に仲が良かったっけ?
僕達ってつい最近まで会う度に
まあ、別に仲が良い事は
あれ?そもそも僕が今まで
あれ?
若干混乱して、何が何だか訳が分からなくなってきていた。どうやら、アサヒも同じらしく顔を真っ赤に染め、あうあうと
少し、アサヒと仲直りして浮かれていたのかもしれない。
・・・ ・・・ ・・・
とりあえず、僕とアサヒは一度落ち着く事にした。一度空気をリセットする。
うん、落ち着いた。僕は大丈夫だ。
アサヒもどうやら落ち着けたらしい。僕に苦笑を向けていた。
「……とにかく、イブキが私に見せたかったのはこれだったんだね?」
「ああ、アサヒには知って欲しかったから。僕の
「……そう、」
そう言って、アサヒはそっと母さんへ
そっと、母さんの手を
このまま行けば、きっと
それでも母さんに、アサヒが話し掛ける。慈しみに満ちた、優しい笑みでそっと話し掛けた。
「……きっと、ずっとイブキとその弟の事を、
「……………………」
母さんは何も答えない。まだ
それでも、アサヒは
其処に
「その
そう言って、アサヒは一度呼吸を
まるで、万感の
「それでも、貴女の無念はきっと
そう言って、アサヒは母さんに頭を
ああ、そうだった。そうだったんだ。きっと、アサヒは僕が思っていたよりもずっとずっと優しいんだ。僕の母さんの気持ちを察して、理解しようとしてくれる程に優しいんだ。
ずっとずっと、優しかったんだ。だから、こうして母さんの想いさえ
例え、
と、その時だった……
……ありがとう。
そう、
恐らく、僕だけではなく義母さんもアサヒも
一瞬、母さんが目を
しかし、母さんは相変わらず
少し、
ありがとう、か。
その言葉に、僕達はまるではげまされたような
ああ、そうだ。そうだったんだ。
どうしてだろう、何だか一気に肩の
でも、それでもきっと。僕達は、いや、僕はきっと……
今までの苦労が全て
~5~
病室を
「そう言えば、イブキ君は私達の家に
「……えっと、どうしよう」
「部隊に
「えっと、
えっと、師匠?
「アサヒって、師匠が居たのか?」
「うん、
「そんな人が居たのか。えっと、じゃあ今日はその人の道場に
「う~ん、でも師匠は少し
「「……………………」」
僕と義母さんは、同時に
僕達の思っている内容はきっと同じだっただろう。それ、本当に
けどまあ、そんな師匠に
けど、まあ今はそれは関係ない話だろう。いつの間にか、話が
僕は話の内容を修正する為に、アサヒに話し掛ける。
「え、えっと?ところでアサヒは今日は
「う~ん、そうだね。どうしよう……」
本気で
アサヒは
だったら、どうするべきか?そう思っていると。
「そう、ね。だったら私達の
「はい?」
思わず、僕が驚いて
それはどうやら、アサヒも同じらしい。それは表情にも出ていた。
「えっと、良いんですか?私は、」
「別に良いのよ。流石に
「えっと、でも……」
「大丈夫よ、フブキさんにはきちんと
「…………ありがとう、ございます」
「よろしい」
そう言って、義母さんは
電話で一言二言話すと、義母さんはにっこりと笑いながら
「うん、ありがとう。
それだけ言うと、ピッと電話を
そうだった、義母さんはこういうお
少しばかり、義父さんが
確か、今の
そんな姿が、
というか、病院内は通話禁止ではなかったっけ?まあ、別に良いか。
そもそもそんな義父さんを本気で
其処はまあ、
そんな僕に対し、アサヒはどうやら少し
事実、先ほどの反論はかなり
でもまあ、それでも僕としては
だったらもう、何も言うまい。そう、僕も納得する事にした。
~6~
その、つもりだったのだが……
少しばかり、今更ながらに僕は
「いや、まさかあのイブキ君が彼女を
「ふふっ、まるで自分の事のように
「はははっ、これほどめでたい事があるものですか!今日は
「ふふっ、本当に子どもみたいにはしゃいじゃって。あんまりお酒に強くないんですから、飲み過ぎないように気を付けて下さいね?」
「「……………………っ」」
まるで
ほら、アサヒが
「……イブキ?」
「義父さん、義母さん、僕達は少し
「あら、そう?
「はい、気を付けます」
そう言って、僕はアサヒを連れて
・・・ ・・・ ・・・
「えっと、私に何か
「別に何も
「そうなの?じゃあ……」
「いや、この際だからアサヒとは少し
「……うん、良いけど。、何?」
僕は屋上の
少し、考えを
ほぅっと、僕は
「さっき病院で
「……えっと、その。弟と殺し合ったんだっけ?」
アサヒは何処か、僕に
だからこそ、僕はしっかりと自分自身の
「そう、神によって
「……………………」
「…………今も、はっきりと
僕は、この手で弟を殺した。実の弟を、この手で殺したんだ。
その時に感じた怒りや絶望は今でも覚えている。いや、これからもきっと
殺したくなんてなかった。けど、死にたくもなかった。それなのに、僕は実の弟をこの手で殺してしまった。自分が
殺したくなんてなかった。死にたくもなかった。それは
分からない。分からないけど、それでも……
それでも、僕は今も生きている。生きているんだ。
「もしかして、イブキ。貴方、神との戦いを
「……………………」
僕は、何も答えなかった。けど、きっとのそ
そう、僕はきっと神との戦いを終えたその後の世界に
きっと、自ら弟を殺してしまった
だから、
「…………はぁっ、」
「?」
そっと、
そして、アサヒは僕の方を真っ直ぐ見ると、少し涙の
「良い?これはあくまで、私を救おうとしてくれたイブキへのお
「えっと?え?」
そうして、アサヒは僕の頭をしっかりと両手で
え?
「んっ」
「っ!?」
そのまま、僕はアサヒにキスをされた。
え?どういう事だ?何で、僕はアサヒにキスをされているんだ?これは一体、どういう事なんだ?どうして僕は、何で?え?
何も分からないまま、アサヒはそっと僕から口を
逆に、僕はアサヒの事をとても見ている事が出来ない。
そっと、視線を
顔が
「
「……………………」
結局、僕は何も
そのまま、アサヒはすくっと立ち上がり
そう思うけど、実際に僕は何も出来なかったのは確かだった。
本当に、
そっと、膝を
……アサヒとのキス、
~7~
何も分からない。けど、それでも僕は、アサヒを
果たして、僕はどうすれば良かったのだろうか?何を
すっと、僕は自分の口元を知らず指でなぞる。顔が一気に
部屋の仲、
そう思い、
義父さんは、その手にA4サイズの
そうは思うけど、此処は元々義父さんの家だ。だったら、別にこの
やはり、気になるものは気になる。
「えっと、何か
「それはすいません。まあ、それ程重要な話という訳でもないんですが、とりあえず少しだけ話しませんか?」
「……?それは別に、
そう言って、僕は義父さんを部屋の中に
えっと、さっきから一体何なんだ?そう思っていると、義父さんは手に持った封筒をそっと僕に差し出した。どうやら、
中身を
「今は止めた方が良い。ただ、その後君に
「えっと、はい……」
そう言われ、僕はそのままそっと
いや、事実義父さんは自分の
その話の内容に、僕は少なからずショックを
その真実とは、少なくとも義父さんの事を
けど、それでも……
それを話している義父さんは自身の
僕は、黙って話を
・・・ ・・・ ・・・
まず、義父さんが話したのはあの研究施設の盗難事件の
「あの時、僕の個人研究室に侵入した
「えっと、それは?」
正直、僕は驚いていた。
けど、それを聞いた所で僕は
少なくとも、僕は今でも義父さんの事は信じていた。
だから、僕は
「イブキ君に
「いえ、義父さんには義父さんなりに
「…………っ、本当にありがとうございます。ですが、せめて僕から一言だけでも謝らせて下さい。本当に、申し訳ありませんでした」
「……はい、それはまあ
「はい、」
少しだけ、間を置くように
けど、やがて決意を
「詳しくは、その
「……その人が、どうして義父さんの研究を?」
僕の問いに、義父さんは首を
「詳しい
「それを、本人に
「いえ、少なくともあの事件以来、一度も彼に
「そう、ですか。やっぱり、義父さんがその事実を
「はい、今でも彼の事はかけがえのない
「いえ、大丈夫です。義父さんの事は今でも信じていますから……」
「は、い……」
「ですので、どうか僕の事は気にしないで下さい。僕も、僕なりに
「……っ、イブキ君。
「はい、義父さんが僕に機械仕掛けの神威を
「どう、して……」
「だって、あの移植手術を
「……………………」
「それに、これも恐らくですが。
「……………………」
「そのブラックボックスが何なのか、今は
「……は、い。ありがとうございます。ですが、
「えっと、何でしょうか?」
「イブキ君の
「…………ですから、それは僕だって覚悟した上での
「いえ、それでも……」
尚も言葉を重ねようとする義父さんに、僕は首を
「義父さん、僕は義父さんにとても
「…………いえ、そうですね。これ以上僕が何かを言うのは、確かに
そう言って、義父さんは頭を
うん、やっぱりこういうのは
まあでも、義父さんから話を直接聞けたのは良かったかもしれない。
そう、思った。そう思って、僕はふと
「……………………」
やっぱり、こればかりは
そう思い、僕はそっと封筒の封を丁寧に
~8~
何も
「……い、」
誰かの
「……
この声は、一体誰だろうか?誰の声だ?
「……来い、我が
何も考えられない。何も分からない。何、も……
「
……っ⁉
「……⁉」
ぎゅっと、誰かに腕を
「……
「僕の兄ちゃんにちょっかいを掛けないで。さっさと
その声に、暗黒の底から感じられる怒りの念は更に
「……ならん、どの道全ての人類は我が許に
声と共に、暗黒の海が
全てを捨て去れ。我が意に従え。そんな強大無比な
「なら、僕が代わりにお前の
な、何を……
何を言っている?何をするつもりだ、
そんな事は、
「僕がお前の
駄目だ。それは駄目なんだ。
「…………、」
「僕が兄ちゃんの
止めろ、それは駄目だ!お前が僕の代わりになるなんて、そんな事など……
止めろ、止めてくれ!
「……
「兄ちゃん、ごめんね。それじゃあ、僕はもう
止めろ。止めてくれ!
お前が居なくなると、僕はどうすれば良いんだ!これから先、僕は一体どうやって生きていけば良いんだ!なあ……
シブキ‼
・・・ ・・・ ・・・
「シブキっ‼」
勢い
どうやら、僕は
分からない。けど、どうしてだろうか?この無性に
この、どうしようもなく
こんこんっと、部屋の扉がノックされる音が
「……………………」
「イブキ?
再び、こんこんっと扉をノックする音が響く。どうやら、扉をノックしているのはアサヒだったらしい。アサヒの
けど、やはりどうしてか僕は
本当に、一体僕はどうしてしまったのだろうか?
すると、
「ど、どうしたの?そんなに
「…………アサ、ヒ」
「確か、此処の人は
「……いや、大丈夫だ。義父さんを呼ばなくても、良い」
「っ、でも……」
「
少し、
そう言って、僕はアサヒに
・・・ ・・・ ・・・
そして、かなり早めの
まだ、心配そうに僕を見るアサヒに、僕は
「本当に大丈夫だから、少しばかり
「本当に?もし、
「大丈夫だよ、本当に大丈夫だから。
そう言って、僕は
今はもう、朝のような
そんなアサヒに、
うん、空は快晴だ。とても
今日も、良い
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