能力向上
「パワーアップ」
この世界で、俺が初めて使った魔法だ。
初めて使った日は、一度しか使えず、効果時間も短かったが、毎日毎日使っていけばいくほど、効果も増え、さらに時間をおいてだが一日に数回使えるようになった。
だが、俺は知っている。
パワーはすごい技だ。
ベッドを持ち上げられる程の力を得た。
だが、俺はもともとの能力が高くない。もともとの能力をあげれば、もっと俺は強くなり、そしてモテ王に近づくのではないだろうか。
よって俺は剣を極めることにする!
━━剣。
剣はすごくかっこいい!
ファンタジー系のゲームや漫画で、剣を使うキャラクターがいると、かっこいいと思うだろう。
剣は強い武器であり、なおかつ剣は使う側の人間の技量に深く依存する。
下手っぴな人がすごい剣を使ってもそこまで大したことにはならない。
逆に剣の技量がある人がボロい剣を使ったとしたら、大したことになるだろう。
俺は剣道をしたことがない。
よって剣道のやり方も知らないので、一番上の姉、に剣道のやり方を聞くことにした。
「姉貴、僕も剣道をやってみたいんだけどどうすればいいかな?」
「そうなのか。なら予備の木剣を貸すよ。」
そう言って木剣を貸してもらえた。
「どうやってやるの?」
「ジョン、まずはこの形をやってみて」
そう言って彼女は、俺に一つの形を見せてくれた。
「ありがとう!僕も練習してみるね」
やってみる。が、難しい。まぁ俺は初めてなのだ。しょうがないだろう。
「こうやるんだよ」
彼女にもう一度型を見せてもらう。
そしてやってみるが、やっぱりうまくいかない。
「踏み込みを意識するのが大事だよ」
そういったアドバイスを貰った。そしてやってみるが、やっぱり難しい。俺はその後も姉のを真似、そしてアドバイスをもらい、やり続けた。
次の日も、姉と一緒にトレーニングをする。
もちろん、パワーの魔法も自室で毎日している。
姉にアドバイスをもらいながら、やり続け、なんとなくできるようになった。
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