第42話 さらに向こうへ!!

「んんっッ」


 姉ちゃんとのキスはやはり心地良く、指先の侵攻もぎこちなくなっていく。

 甘ったるい姉ちゃんの漏れ出る声は理性を簡単に溶かしていく。

 しかしそれでもまだ姉ちゃんの緊張感を解くにはまだ足りないかもしれない。


 お互いに初めてであり、どこまですれば問題ないのかなんて俺にはわからない。

 だからゆっくりと姉ちゃんが感じるところを少しずつ触り、撫でて、揉みしだく。

 全身を撫でつけるように満遍なく。

 ボディソープの潤滑がよりスムーズに姉ちゃんの緊張を解きほぐしていくイメージで。


「た、タク……そこはッッ!!」

「姉ちゃん、俺は姉ちゃんの体を洗ってるだけだよ?」

「そ、そう……だけどぉッ!!」


 キスを続けながら利き手で姉ちゃんの下半身から太もも、そして脚、また太ももと指先を行き来させる。


 これは俺と姉ちゃんの我慢比べだ。

 俺の理性が崩壊してしまうか、姉ちゃんの理性が崩壊するかのどちらか。


 左手でぎこちなくも姉ちゃんの胸を必要以上に揉む。

 まさか姉ちゃんの豊満な胸を揉める日が本当に来るとは思っていなかったからか、この揉み心地を堪能したいという男心はあるわけで。


「タク……胸揉み過ぎっ!! ……だからぁ……」

「ちゃんと洗ってるだけだから」

「明らかに手つきがえっちなんですっ……けどッ!!」


 一体姉ちゃんの胸は何カップなのだろうか。

 俺の手には収まりきらないほどの肉厚さとやわらかさ。


「姉ちゃん」

「な、なに……?」

「お尻も洗わないと」

「えっ! いやっ! でも!!」

「とりあえず浴槽のとこに手を掛けてお尻こっち向けて」

「…………は、恥ずかしぃぃぃ…………」

「暗いから大丈夫だよ」

「ぜ、全然だいじょぶじゃないからっ!!」


 とは言いつつも結局言われた通りにしてしまう姉ちゃんが大好きだ。

 浴槽にもたれかかっている四つん這いのような状態の姉ちゃんの尻と腰がアロマキャンドルのやわらかな灯りでも艶めかしくも美しい曲線を描いている。


「ちょ、ちょとタク……」

「なに? 姉ちゃん?」

「そそそ、それ……ほんとに入るの……?」

挿入はいるんじゃない? 姉ちゃん次第かと」


 姉ちゃんが俺の息子を見てギョッとしている。

 べつに俺の息子は特段大きいわけではない。

 なんなら測ってみた。

 平均サイズであるので大人な身体の姉ちゃんなら問題なく挿入るとは思うのだが、姉ちゃんが痛がっては挿入いれられないこともあるのかもしれない。


「まだ体を洗うのは終わってないからね」

「ッ?! ……んんッッ!!」


 腰を突き出している状態の姉ちゃんの太ももに手を入れていく。

 内股気味で太ももの内側を閉めている状態でもボディソープの潤滑で簡単に指先は滑っていく。


 太ももの隙間からお尻のワレメを指先のお腹の部分で撫でるようにゆっくりと上へ進めていく。


「……んんっ♡」


 普段他人に触られることのない部分を触られて姉ちゃんも恥ずかしいのか声が漏れる。

 姉ちゃんの恥ずかしがる表情がえろくて楽しい。

 こんな姉ちゃんを今、俺だけが見ていられることの喜びが際限なく欲求を掻き立てる。


「た、タク……もう充分じゃ、ない?」

「じゃあシャワーで流そうか」

「う、うん」


 火照った身体の姉ちゃんは若干肩で息をしているのがわかった。

 濡れた目をしつつも、未だ理性は溶けきっていないように見える。


「じゃあとりあえずイスに座って」

「うん」


 シャワーを姉ちゃんに掛けて全身に塗りたくったボディソープをお湯で落としていく。

 すでに敏感になっている姉ちゃんの身体にはシャワーのそこまで強くない水圧でも感じるらしく、時折ビクッ!! と体を震わせている。


 上半身をあらかた流し終えて、次は下半身へとシャワーの向きを変える。

 みずみずしい姉ちゃんの肌は水滴を弾くほど体は見ていて全く飽きない。

 そんな姉ちゃんの1番デリケートであろう部分にシャワーを当てると姉ちゃんの反応はさらに変わった。


「んあッ……んんっ♡」


 シャワーの水圧の刺激が下半身に集中して姉ちゃん先程よりも体を震わせ始めた。

 シャワーを持っていない方の俺の手を握り締める姉ちゃん。

 太ももは拒むように忙しなく内ももを擦らせ、足先はもどかしそうに快楽にあらがっている。


「んっ」


 小刻みに震える姉ちゃんの体。

 いわゆる絶頂というのがどの段階に当たるのかわからない。

 だがしかし、おそらくはもうすぐだろうと思いシャワーを止めた。


「はぁ……♡ はぁ……♡」


 とろけた姉ちゃんの瞳は切なそうで、その顔がたまらなく愛おしく感じる。

 もはや座っているのもやっとの姉ちゃんは背後にいる俺に背中を預けていないと体勢を保てていない。


 そんな姉ちゃんの下腹部へ俺はさらに手を伸ばした。

 抵抗力のない姉ちゃんの内ももはボディソープが無くても簡単に手を入れられるほどだった。


「た、タク……これ以上は……ダメ……。おかしくなるかもだから」

「いいんだよ姉ちゃん」

「たッッんん♡」


 ワレメを縦になぞり、ぷっくりとした部分を優しく撫でる。

 姉ちゃんの反応がじかに指先越しに伝わってくる。


「だめっ♡ そこはッッ♡」


 そうは言いつつもされるがままの姉ちゃんの秘部を指先で攻め続ける。

 下半身の忙しない動きはささやかな抵抗と言わんばかりで、その抵抗が姉ちゃんの反応をより顕著けんちょに表していた。


「タクッ♡ イッッッ♡」


 一際大きく体を震わせた姉ちゃん。

 目じりに涙を浮かべ、下半身の痙攣は断続的に続いていく。

 閉めていた内股も痙攣の度に緩くなっていく。


「はぁ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡」


 先程よりも荒く肩で息をしている姉ちゃんはついにだらしなく股を開いていた。

 体の力が抜けているらしく、ワレメからは粘り気のある愛液が糸を引いていた。




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