第3回放送 〜御礼放送〜 part2
※コメントの表記を
【】→:
に変更しました。
「そもそも、俺はお前みたいなロリコンじゃなくて、どっちかっつーと年上の方が好きなのに……」
:10歳年下なだけではなくて、年上もいけるのか
:ソラのストライクゾーンが広すぎるな。さすが悪球打ち
:リクが狭すぎる分、バランスとっているんじゃない?
「どんなバランス感覚だよ。あと悪球打ちとかいう絶妙な二つ名やめろ」
『おい! 妹を悪球呼ばわりするな! ストライクド真ん中だろう!?』
「どこに怒ってんだよ!? 永遠にボール球だわ!」
『見送るというのか!? 絶好球だぞ?』
「たりめーだろ! もうさっきからお前と会話のキャッチボールが全然できてねーんだが!?」
『ちゃんと続いているじゃないか』
「ああ、会話のドッチボールがな」
:むしろデッドボールでは
:代表のストレートはナックルだからしょうがない
「はあ……てめーらが思ってる5倍、こいつの相手って疲れるんだからな?」
『ああ、いつも会話が弾んでしまうからな』
「な? ちょっと休憩させてくれ……」
:永遠に続くドッチボールで草
:ソラがかわいそうに見えないのがいいよね
『ちなみにあやのんで参謀が引き出した付き合ったことがない発言についてだが』
「……まじであれ焦ったんだからな」
『SNSで男性ファンが大歓喜してソラは英雄扱いだったんだが、あやのんが極度のソラ推しの投稿をしたことによって一転、推しの一番が埋まった瞬間を目の当たりにして、応援する女性ファンと許せない男性ファンが激論を交わしているぞ」
「どうしてそうなった」
『そろそろメッセージでも読んでいくか。では、
「実質1択だからな」
『【先輩から噂のso cube!!!放送1回目について聞いてみて、動画を見ていたのですが…これはwwひどいwwww】』
「いやほんとにそうだよな」
『【リクさんのボケとソラさんのツッコミが合ってて最高です】……オレ、ボケたことなんてないのだが?』
「渾身のボケをありがとう」
『【おかげでこの学校はみんな頭おかしいことが分かりましたヤッタネ】』
「自分もその一員なんだよなあ……」
『続いてCN:“劇的!ビフォーアフター!……と思いきや、辟易!微妙あたふた!”』
「嫌いじゃないそのセンス。あれ好きだったわ」
『【代表、参謀、きゅーぶ!】』
「きゅーぶ! ……なんかノリで返してみたけどこれ何?」
『【さすが参謀! ノリがいいのは良いことですよね!】』
「さらっと予知すんのやめて?」
『……以上だ』
「終わりかよ!?」
『平然と会話を繋げてくる、とんでもない芸当をこなす妹リスナーだったな』
「会話になってた?」
『続いて。CN:“
「矛盾が凄い」
『【リク代表、ソラ参謀の二人の勇名がついに保護者の間でもちょっとした話題になっています。どうやらママ友界隈でcube公式アカウントが共有されているみたいですね】』
「保護者の反応が怖すぎんだが」
『【どうやら私の母は気がかりなようで、昨晩、母に質問されました】』
「まじか」
『【母は言いにくそうに私にこう尋ねました】』
「まああのアカウントの発言を見ていると、ちょっと言いにくいか」
『【“この子たちって──実在するの?”と】』
「人間にする質問じゃない」
『【私はこう答えました。“お母様、安心なさって──”】』
「誤解を解かないと」
『【“──彼らはVTuberだから実体はないの”】』
「なんて頭のおかしい娘なんだ……さぞ母親も苦労を──」
『【“あら、マシュマロ投げないと”】』
「遺伝かなあ」
「続いて、CN:”リク師匠の一番弟子”』
「またこいつか……」
『【師匠! 超人気高校生声優の神月凛、通称凛たんが、我らのcube公式アカウントをフォローしていますよ!】そうなのだ! これについては凛たん推しとして愛を熱く語りたい!』
「……」
『なんと凛たんがオレたちのアカウントをフォローしてくれたんだ!!! ちなみにコンテストの受賞特典である凛たんのラジオ出演はだいぶ先の話だな。少なくとも9月以降と聞いているが、今からワクワクが止まらんぞ……!!』
「……」
『ちなみに授賞式などのイベントもあるらしいぞ。他の部門の受賞者が一同に介して交流を深めることができるらしい。インフルエンサーたちと交流を深めることができるらしいが……参謀、急に黙ってどうした?』
「ま、まあ、フォローしてくれてよかったな……ただこれからはアカウント上での発言には気をつけていきたい。そして今すぐ第1回放送についての投稿を削除してほしい」
『ちなみにあやのんもフォローしてくれているぞ』
:すごい
:あやのん可愛いよね
:リクは神月凛ちゃんで、ソラはあやのんっていうのがcubeとして自然な形かも
:顔出ししてない同士ってことで、凛×ソラ あやのん×リクの組み合わせがいい
:前者かな
:前者
:どっちもあり
:圧倒的前者
:流石に後者はないって
:怖いもの見たさで後者
「……まあこれは流石に前者だな」
『ほら、紙のメッセージも来てるんだからな。そっちは参謀が担当なんだから、読んだらどうだ?』
「しゃーねーな。えっと……CN:“シノシノ”、【パラシュートないスカイダイビングみたいで、ヤバい】」
『ただのフリーフォールだな』
「【お姉さん、腹筋バキバキって何かスポーツしてる?】」
『……やめてくれ。その件はもう触れないでくれるか』
「ちなみに俺は、紐の無いバンジージャンプの気分だと言っておこう」
『それもフリーフォールだな』
「じゃあ、安全バーの無いジェットコースターと言っておこう」
『……不思議とそれがマシに思えてくるんだが』
「続いてCNは……ないな。たった一言だ」
『ほう?』
「【代表にとって妹とは?】」
『愚問だな。答えは──人生そのものだ!!』
「愚答だな」
『オレは──この世界にいる妹に会うために生まれてきた!!』
「その時妹は一人もいねーんだよなあ……時系列的に」
『嘘……だろ……』
「まあいいわ。んで、続いてCN;▼・ω・▼」
『今何と読んだ?』
「メタい発言やめろ。【何か面白いことを聞きたい!と思っても思いつかない】」
『無理してメッセージを送らなくてもいいんだぞ?』
:それめっちゃわかる
:意外にメッセージって難しいよね
:激しく同意
「【己の浅薄さに嫌気がさし、夜も眠れず授業中に寝ています】」
:分かる
: 「それ分かっちゃ駄目だろ」
:あ、なんかそれソラっぽい言い方
:それめっちゃ思った
『……リスナー同士で普通に会話が盛り上がると困るんだが』
「こいつら自由すぎんだろ……次のお便り、CN:“
『オレはもちろん、大熊猫大好きさんが好きだぞ!』
「……とっさに出てくるお前がすげーわ。誰かは覚えてねーけどお前の好みで誰か分かったわ」
『そう褒めるな』
「褒めてねーよ。……【代表、いいですか? おにーちゃん好きな妹なんて存在しません。あたしの周りの兄がいる友達に聞いても誰一人いません】」
『何を馬鹿なことを』
:ツッコミ不在
:この人がまともなのに
:ソラが読むとこうなるんだよね
:私たちがソラになりきってツッコんであげようよ
: 「馬鹿なのはお前だ」
:おーそれっぽい
「【むしろ、近くにいると過干渉すぎてウザイです】」
『ツンデレ属性というやつだな、悪くはない』
:だれかたのむ
: 「メンタルが無敵すぎる」
:上手いw
:ソラのツッコミが脳内再生余裕だわ
「【妹に幻想なんて抱かないでください。正直キツイです】」
『ぐっ……!』
: 「常識人からのぐうの音も出ない正論だな。さすがのお前も──」
「【妹がいる私が言うんだから、間違いないです】」
: 「──いやお前姉じゃねーか!?」
「『俺たちの役目奪うなよ!!』」
:草
:www
:息ぴったりで草
:さすがcubeだわ笑
:これ送ったの私だから先読み余裕だわw
:焦るソラ、可愛い
「とんでもねーリスナーだぞこいつら!」
『ああ、危うく乗っ取られかねん……!』
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